くいしんぼう
今朝のはなまるで
昨日買ったナスを
2本は炒め物、
3本はマリネにして
5本使い切った、と言ったが
ホント。
昨日から
喉がちょっと腫れていたのだが、
今朝オンエアをやったら
ひどくなった。
しゃべらなきゃいいんだけど
そうもいかないしなぁ。
モノを飲み込むと痛いので
食事の約束をキャンセルした。
きょうの晩御飯は
マグロめかぶ納豆と
ナスのマリネ。
冷やすとさっぱりいただける。
一人暮らしだと
量の多いものはなかなか買えない。
丸ごとのキャベツとか。
ナスも
小分けのものしか
買ったことが無かったのだが、
本数が少ない分
どうしても割高になるのが
もったいないと思っていた。
でも
これからは使いきれるな。
一人暮らしだと
なかなか食べづらいものは
他にもある。
最たるものが焼肉だ。
一人で焼肉屋に行く人も
いるとは思うが
私はまず行かない。
食べきれないし。
もともと
そんなに肉を食べる方でもないので
日頃困ることはないのだが、
こないだ
焼肉を食べる機会があった。
川内倫子ちゃんの
行きつけの店に行ったのだ。
待ち合わせ場所には
ちょっと早めに着いたのだが、
そこには
みかちゃんがいた。
なんでいるんだろう、と思ったら
「なんでいるんだろうって
思ってるでしょう」と
言われてしまった。
なんでも、
その焼肉屋に行く機会があったのに
結局自分だけ行けず、
行った人から
とてもおいしかったと言われ
夢に出るほど
行きたかったそうなのだ。
私の友達の中でも
みかちゃんは
くいしんぼう、という言葉が
似合う人だ。
漢字の食いしん坊じゃなくて
ひらがなのくいしんぼう。
冨田靖子はさびしんぼう。
その
くいしんぼうのみかちゃんが
そこまで期待しているのなら、
それはきっと
ものすごくおいしいのであろう。
大体にして、
一緒に行った倫ちゃんもみずえさんも
みんなおいしいものが大好きだ。
世の中には
様々な道楽があるが、
ひとつ選ぶとしたら
絶対食い道楽だなーという人達。
これは楽しみだ。
果たして、
出てきた肉は
期待を裏切らなかった。
というか
こんなにおいしいなんて!と
逆に裏切られた感じであった。
新鮮なレバ刺しとハツを
感激しながら食べたあと、
厚さ1センチはある松阪牛が
網の上に載った。
炭火に炙られて
香ばしい煙が立ち昇っている。
ふと
斜め向かいに座っている
みかちゃんを見たら、
煙の向こうのみかちゃんは
閉じた唇の左側から
舌を出し、
ゆっくりと右側にすべらせた。
ペロリ。
こんなにわかりやすい
舌なめずりを見たのは
生まれて初めてであった。
私だけが大笑いし、
みかちゃんは
「あー、今
見られたと思ったんだー」と
恥ずかしそうに言った。
ことの次第を
実演つきで説明したら、
みずえさんが
「えー!
見たかったー!」と
悔しがった。
今後、私の中で
「舌なめずり」という行動の
スタンダードな形は
あのみかちゃんになるだろう。
待望感がみなぎっていて
完璧な舌なめずりであった。
もちろん
肉も素晴らしくおいしかった。
今まで食べてきた焼肉とは
ちょっと次元が違うというか、
肉本来の味を
ひたすら味わうような焼肉であった。
一緒に焼酎を飲んだのだが
倫ちゃんが
水割りのような量のロックを
作るので、
肉のおいしさと相まって
ものすごく酔っぱらった。
今となっては
おいしかったことと
あの舌なめずりしか覚えてない。
でも
覚えているだけいいや。
忘れるには惜しい。
みかちゃんは女の子なので、
後でやってきた
夫のたんちゃんにも
実演付きで説明したら
ずいぶん恥ずかしそうだった。
しかし、
くいしんぼうの名に恥じぬ
素晴らしい動きであった。
今後も折に触れて褒めてあげよう。
そんでもって
またどこかでやってくんないかなー。
もう一回見たいなー。
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