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きもので撮影

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 来年一月に出る着物雑誌に、ノンさまこと堤信子さんの記事が出るのだそうで、その撮影を一緒にやった。「着物仲間でジャズを聴きに行く」という設定の撮影を、ノンさまと、ズームインに出ている伊藤奈穂子ちゃん(入社前の研修から一緒の同期アナ)と私で、青山のブルーノートで行った。

 どんな着物を着ようかな、と一瞬考えたのだけれど、こないだ浅草で買ってまだ着ていないのがあったから着ることにした。といっても一万円で買った古着。
 歌舞伎座に行くというのならこんなものは着ないのだが、お散歩という設定だというのでまぁいいか、と着ていった。でもやっぱりもうちょっといいものを着ていけばよかったな。

 撮影はよくわからないまま終わった。テレビカメラならぜんぜん平気なのだが、スチールカメラだとどうしていいかいまだによくわからない。

 私となおちゃんの出番は終わったのだが、ノンさまが浅草の履物屋さんに行くというのでついていった。一度行ってみたいところだったのだ。

 履物屋さんに向かうロケバスの中で、「きものサロン」という雑誌に載っているノンさまのエッセイを読ませてもらった。「わー」とか言いながら読んでいたら「次回分の男性がまだ決まってないんですが、もし良かったら…」と編集の古谷さんに言われた。「いいですよー」と答えたら、古谷さんは「このまま雷門あたりで今泉さんの写真を撮ったら、きょうで終わっちゃうんだけど」とカメラマンに話し、車内が「すばらしい~」と拍手で盛り上がってそういうことになった。遊びに行ったつもりが仕事になったのは面白かったが、やっぱりもうちょっといい着物を着ていけばよかった。

 というわけで、ノンさまが着替えている間、雷門の前で写真を撮った。着付けの大久保さんは、クロワッサンの「着物の時間」で、ランディさんやノンさまの着付けを担当した方なのだが、撮影用の立ち方を教えてくださった。なんでも、松井誠さんに教わった立ち方なんだとか。

 ただでさえ観光客だらけの雷門の前で、明らかに観光客ではない写真撮影をするのはとても恥ずかしかった。なおちゃんがカメラの後ろで見ていたら「誰?落語家?」と言っていた人がいたそうだ。トホホ。

 撮影後、私となおちゃんはネパール人の団体に、次から次へと写真を撮られた。着物姿の私たちは、ネパールでどう説明されるのだろうか。

 履物屋に戻って、あとはノンさまが撮影をすればいいだけなのだが、私は草履を物色し、なおちゃんは下駄と鼻緒を選んでいた。ここは卸なので、鼻緒を自分で選んですげてもらえるのだ。もう撮影なんてそっちのけであった。

 おかみさんに、私が履いていった草履のかかとをそろそろ取り替えたら、と言われてそれもお願いした。来てよかった。

 着物熱は一時期より醒めていたのだが、新しい草履を買ったらまた着たくなった。今度出掛けるときには着物にしよう。

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