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浅田真央、15歳


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浅田真央、15歳  宇都宮直子  文藝春秋

 もし、荒川静香がトリノで金メダルをとっていなかったら。

 イナバウアーはこれほど流行らなかっただろうし、金芽米も売れなかっただろう。そして、スポーツ紙や週刊誌には「何故浅田真央を五輪に出さなかったのか」という記事が載っていたことだろう。

 真央ちゃんはトリノに出なくて良かったと思っている。もともと出る資格があって、出るために練習をしてきたのなら話は別だが、ルールの是非はともかく、大人の思惑でルールを曲げて出るようなことにならなくて本当に良かった。

 この本のことはいろいろな番組で紹介されている。読んでみて思ったのは、私が想像していた真央ちゃんよりも、本当の真央ちゃんは繊細であり、大胆なのだということ。そして、やっぱりトリノに行かなくてよかったな、とも。

 世界ジュニアで、真央ちゃんは韓国のヨナ・キムに敗れた。キム選手は、この1年ものすごく練習したのがはっきりとわかる演技だった。真央ちゃんだってたくさん練習をしているが、キム選手は学校にも行かず専用リンクで練習しているそうだから、相当な練習量だったのだろう。

 キム選手の演技は、現時点でほぼ完成形に近い。もともと大人っぽい雰囲気を持っていて、今年はそれが表現になっていた。今後この表現力はさらにうまくなると思うが、演技の雰囲気が大きく変わることは無いような気がする。

 15歳の真央ちゃんの演技は、何の背伸びも無い、ほんとうの15歳の真央ちゃんの演技だった。16歳の真央ちゃんの演技がどんなものになるのかはわからないし、18歳の真央ちゃんの演技なんて想像もつかない。でも、15歳のときよりも成長していることだけははっきりしている。真央ちゃんはもっともっとすごい選手になるのだ。


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