目覚ましを買い換えた
グランプリシリーズの最初の試合だけで3つも日記を書いていたら、書くほうも読むほうも疲れてしまうな。織田信成くんにも思うところは多々あったけれど、まだ試合はあるから書かなくてもいいや。
さて、私は普段、目覚ましを3つ使っている。最初につくのがテレビ、そのあとが大きなベル音が鳴る目覚まし時計、3つ目が携帯のアラームだ。
子供の頃から宵っ張りの朝寝坊であった。小学校から遅刻の常習犯だったし、高校の時には朝のホームルームにほとんど間に合わなかったので、同級生からは「重役出勤」と言われていた。1年のときは教室が1階で駐輪場に近かったので、玄関に回るのが面倒で窓から教室に入って怒られたこともある。
要は、夜が遅いのは平気だが朝が早いのは苦手なのだ。それなのに、アナウンサーになってみたら、自分の仕事の半分以上が朝の番組だ。なんでだか知らないが。
どんな仕事でも遅刻はいけないけれど、朝の番組でアナウンサーが寝坊をすると、代わりがいないので大変なことになる。だから、いつも必死に起きている。早起きは相変わらず苦手だが、仕事だから頑張って起きているわけだ。
そんなに頑張って起きるなら、大きなベル音は最初、もしくは最後がいいんじゃないかと思う人もあるだろう。私の気持ちとしては、最初のテレビでなんとなく意識が起きて、ベルでほとんど起きて、起きられたらそのまま起きることもある。それでも起きられなかったときに、携帯が通常電話がかかってきたときと同じメロディーで鳴ると、電話かも、と思って起きる。自分の性格を考えた上で順番を考えて、今のところこの順序になっている。
目覚まし時計は、上のスヌーズボタンを押すと一旦止まって数分後に鳴るので、毎朝時計を叩きまくっているわけだが、今朝とうとう壊れた。叩いたはずみにベッドの下に転げ落ちたのだが、起きて時計を拾ったら動かなくなっていた。
明日はなまるのオンエアなので、時計が無いと困ると思い、仕事の帰りに近所の時計屋さんで新しいのを買った。
左が壊れた時計。よく見ると秒針が外れて落ちている。処分するにあたってよく見たら、あちこち傷だらけであった。毎朝叩いてるんだもんな。ごめんね。
新しい時計は電波時計だ。デジタルの電波時計は持っているのだけれど、アナログのは初めて。電池を入れてリセットしてしばらくすると、針がにゅーっと勝手に動き出す。面白いなーと思って見ていたら、全然違う時間で動き出した。あれ?と思ってもう一回やってみたが同じであった。
説明書を見たら、OA機器や金属の近くでは正しく電波を受信できないのだそうだ。確かに、パソコンの前に置いてやっていた。改めて窓のそばに置いて受信してみたら、正しい時間になった。家の時計が日本標準時。このままオンエアができそうだ。
私の仕事は、秒単位で正確に動いている時計に囲まれていることが多い。生放送の仕事が多いから余計にそうだ。朝の番組をやっていたときには「時刻は7時19分30秒を過ぎたところです」なんて言っていたっけ。
テレビ局に就職して驚いたことの一つが、スタジオにある時計の全てが、秒単位まで正確なことだった。福岡にいた頃、スポットニュースのときには時間を出してくれる人がいなかったから、原稿を読みながら赤い秒針を見て、読む速さをコントロールしていた。スタジオの時計だけは絶対に正確だったから、それを見ることを覚えれば間違いは無いのであった。
今は家の時計までが秒単位で正確な時代になってしまったんだな。そういえば、私は普段、電車の乗り換えの検索サイトをよく使うが、あれも電車が正確に運行されることが大前提になっているから成り立つことだ。
毎日当たり前に使っていたけど、乗り換え検索サイトなんてものがあるのは日本だけなのではないだろうか。電車が分単位で時間通りにやってくる国って日本以外に無いし。
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