« 日の出のうどんがやってくる | トップページ | スケートアメリカ »

船橋に行った

 打ち合わせとリハーサルが順調に終わったので、船橋東武に行ってみた。

 催事の期間中はずっと仕事や用事が入っていて、行けるかどうかわからなかったので、日の出製麺所の三好さんには「行けないかもしれない」と伝えてあった。なのでいきなり行ってビックリさせようと思い、連絡しないで行った。

 「第15回 にっぽんの味」と題した催事。どれもこれもおいしそう。まず日の出のブースを覗いたら三好さんがいなかったので、とりあえず他の店をぐるっと見ていたら、とてもおいしそうなごま油があった。何種類か置いてあったのだが、一番高い「金ごま油」について、お店の人が「このごま油は生で使ってください、炒め物はもったいないです」とさかんに言っている。試しに置いてあったパンにつけて食べてみたら、とても香りが良かったので買うことにした。

 ひとビン1500円だから高いのだが、ごま油は大好きなので思い切って買った。友達の分と合わせて2本を買い、財布を開けたら4千円しか入ってなかった。あぶないあぶない。

 ごま油を買ってから一旦外に出て、銀行でお金を下ろし、また戻ろうとしたら三好さんから電話がかかってきた。売り子のおばさんが私に気づいて、さっき来ていたと教えてくれたそうだ。

 三好さんに「お腹は?」と尋ねられたので「せっかくだからいただきます」と答えて、販売ブースのすぐそばにある飲食ブースに入った。今回は、お店でも出していない新メニュー「ぶっかけうどん天ぷらのせ」をいただくことにした。
 お店に入っていったら、パートの方が「あら、テレビで…」と口々に言い、しばし盛り上がった。奥から別府さんが前掛けをして出てきたので笑ってしまった。

 別府さんは去年の催事のときにお会いした。京都大学の講師が本業だが、讃岐うどんが大好きでコラムなども書いていらっしゃる。間接的に私と三好さんが出会うきっかけを作ってくれた人だ。詳しくは去年の日記を読んでいただきたいのだが、今年は最初から普通に調理場でうどんを茹でていた。すっかりお店の人だ。別府さんはこうなったらうどん屋さんになればよいのではないか。

 しばらく三好さんと話していたら、また別府さんが出てきて「ご注文は?」と聞かれた。あれ?と思ったら、私がテレビに出ている人だというので盛り上がったために注文が通っていなかったのであった。

 そんなわけでこちらがぶっかけうどん天ぷらのせ。

061027

 エビの天ぷらが3本にかぼちゃとさつまいもと大葉の天ぷら。そしてコシのあるうどん。すっかりおなかいっぱい。
 釜玉にも心惹かれたが、やはり関東の人はまだまだ釜玉を知らないらしく、温泉たまご乗せがよく出るとか。もったいない。一度食べるとやみつきになるのに。

 三好さんに「夜はお時間ありますか?」と聞かれた。新宿で、映画「UDON」の小説版を書いた東野ひろあきさんのライブがあるというのだ。空いていたのでご一緒することにした。私は一旦家に帰り、9時に新宿駅で落ち合うということにした。

 家を出るのが遅れてしまい、新宿駅には三好さんが先に着いた。中央東口で待ち合わせの予定だったが、電話では東口に出てしまったようだ。慌てて東口へと急いだ。「ああ良かった、新宿がわかる人がいて」としみじみ言われた。三好さんに別府さん、あと日の出製麺所でアルバイトをしている大学生と専門学校生の男の子、という顔ぶれだったが、たぶん私がいなかったらお店にはたどり着けなかったであろう。

 東野さんとは初対面であったが、なんというか、いい味の方であった。本業は放送作家だが、時々こうしてライブをやっているのだとか。はなまるが大好き、という女優さんを紹介していただいた。

 ライブのあと、近くの居酒屋でもうちょっと飲んだ。私はうどんでお腹がいっぱいだったが、別府さんやバイトの子たちも、合間になんとなくうどんをつまんだりしていてなかなかお腹が空かなかったので、12時になってようやく食べる気になったのだ。
 バイトの子たちはまだ二十歳だが、バイト歴5年のベテランだそうだ。高校生の頃からバイトをしていて、今でもやっているってすごい。日の出製麺所のあたたかい空気を思い出す。

 船橋東武の催事は水曜日までなので、お近くの方はお急ぎどうぞ。というか、ちょっと電車に乗ってでも行く価値あり。

« 日の出のうどんがやってくる | トップページ | スケートアメリカ »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ