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2006年12月

のだめ最終回

 「のだめカンタービレ」最終回。

 今クール(テレビ業界では1年を4つに分けて、それぞれをクールという単位で呼ぶ。今クールは9月から12月)のドラマの中でいちばん大好きで楽しみに見ていたので、最終回がどうなるのかも楽しみであった。

 原作の二ノ宮知子さんのブログによると「日本編(9巻)までであることを条件とした」ということだ。これまでは原作にできるだけ忠実にドラマを作ってきたわけだが、最終回は原作とは違うものにならざるを得ない。ドラマとしてのだめを作ることになる。

 月9の枠は、作る側にも演じる側にもプレッシャーのかかる枠だと思う。でも「のだめ」は、そういうことよりもまず、原作の世界をできるだけ忠実に映像で再現することに全員がこだわっていて、それが見ている人に支持されて視聴率も上がり、結果として迷いが無くドラマが出来上がっていく、というすばらしい構図になっていた。
 のだめを演じた上野樹里さんが見事にはまったのが一番だが、若い役者さんはみんな頑張っていたと思う。それぞれに、このドラマでなければおよそやらないであろうことをやり、頑張ったことが視聴率や反響という形で報われて、演技の幅が広がっただろう。どんな仕事でも経験だが、こういう現場はなかなか無い。

 ふと思い出したが、玉木宏さんとは一度ご一緒したことがあった。「雨鱒の川」という映画の舞台挨拶のときだったが、玉木さんに綾瀬はるかさん、中谷美紀さんに子役の須賀健太くん(「僕の歩く道」に出ていた男の子)という、今になって思えばすごいメンバーであった。玉木さんも綾瀬さんも須賀くんも、これからっていう時だった。
 その時の玉木さんの印象は「王子様」という感じだった。王子といってもミッチーじゃなくて、本人はいたって気さくなのにたたずまいに品があるというか。

 千秋の役が玉木さんと聞いて「イメージと違う」と思った人は結構いたんじゃないだろうか。私もそうだった。でも今では他の人が思いつかない。あの王子様みたいな玉木さんが何度も白目(最終回は白目てんこ盛りだったな)を見せるなんて考えもしなかった。

 放送している間、台所で料理をしていた。こないだはなまるで放送していた「クリスマス料理」で浜内千波先生が紹介していた「圧力鍋で2品」というのを作っていたのだ。
 鶏ひき肉とタマネギとミックスベジタブルを混ぜたタネを鶏もも肉で巻き、アルミホイルで包む(アルミホイルには竹串で数箇所穴を開ける)。圧力鍋でベーコンを炒め、出た油でキャベツを軽く焼き、ニンジン、タマネギ、セロリを入れ、塩と水とローリエを加える。こちらはポトフになる。
 野菜の上に金ざるを載せてホイルで包んだ肉を載せて蓋を閉める。圧力がかかるまで強火、圧力がかかったら弱火で5分、あとは15分自然放置、というものだ。

 私の圧力鍋は小さいので、ざるでは高さが足りなかった。ちょっと考えて、蒸し料理用の台で代用してみたら大丈夫だった。スープの素を入れなくても、鶏のロール蒸しから出た鶏の油がいいダシになる。無駄が無くてすばらしい。

 さぁできた、と思って食べながら、録画しておいた「のだめ」を見た。後半の「ベト7」が始まり、いよいよいいところ、というところで録画が終わった。ええー!延長してたのー!

 …予想されることではあった。ちゃんと確認すればよかったのだ。とても悲しい気持ちになったが、きょうの最終回を絶対に見ているであろう人が頭に浮かんだのでメールをしてみた。案の定録画をしていたので見られることになった。よかったー。

 ということで、これを読んだ人は私にのだめのラストを教えないように。よろしく。

グランプリファイナルと伊藤みどりさん

 グランプリファイナルはなんだか大変なことになっていた。演技の最中に転倒して運ばれる人は見たことがあるが、演技の最中に気持ちが悪くなるというのは初めて見た。高橋選手はよく最後まで滑りきったと思う。

 日本の選手にとって大事なのは全日本選手権だから、グランプリファイナルでうまくいかなかったというのはモチベーションが上がってかえって良かったかもしれない。真央ちゃんはトリプルアクセルに追い詰められているようだが、全日本でもあのブラケット(直前のステップ)をやるんだろうか。

 解説の伊藤みどりさんが、最初のアクセルを失敗したあと「ここでもう1回やるか?私だったらやる」と言っていて笑ってしまった。佐藤有香さんや八木沼純子さんはこんなことは言わない。本当にやった人だからこそ出る言葉だ。

 YouTubeのおかげで、当時の演技をすぐに見ることができる。伊藤みどりさんの92年アルベールビル五輪女子フリーの演技。

 解説のスコット・ハミルトンが「3分10秒でトリプルアクセルを跳ぶなんて!」と叫んでいる。女子の演技時間は4分だから、残り時間は50秒。演技が終盤にさしかかっているところでトリプルアクセルを跳ぶだなんて、男子でさえありえないことであった。

 ちょっと元気が出ないなーというときに見るのが、81年世界ジュニアフィギュアの演技。

 フェンスの高さぐらいしかない小さな女の子が、演技の後半にトリプルをぽんぽんと跳びまくるのだから、場内が大興奮するのも無理はない。見るたびすごくて笑ってしまう。当時こんな選手はシニアでもいなかった。

 去年までの真央ちゃんはこんな感じだったんだな。持っている力がまっすぐそのまま出ている状態。でも、人はいつまでもこの状態ではいられない。伊藤みどりさんがオリンピックで演技の終盤にトリプルアクセルを跳んだのは、それまでにいろんなことを乗り越えてきたからだ。
 真央ちゃんはなんでもこれから。演技も精神面も足りないところがあって当たり前。だからゴチャゴチャ言わずに見守ることにする。

クリスマスイブ

 クリスマスだからといって何の予定も無く、予定が無いことにもなんとも思わなくなった。きょうはおかおさん、りよんちゃんと3人で知り合いが出ているミュージカルを観に行ったのだが、3人の都合が合うのがたまたま24日であった。ということは3人とも他の予定が無いってことだけど。アハハ。

 ミュージカルは、出ている若い役者さんには罪は無いのだが、ストーリーがベタな青春てんこもりで、開演10分でもう限界という感じであった。
 以前、ある劇団の芝居を観に行ったとき、芝居が終わって普通は役者が出てきて礼をするところを、座長が舞台の真ん中に立ち、役者が一人一人出てきては座長とハイタッチをする、というのを延々やっていた。拍手するこっちにだって限界があるし、もうやめてくれという感じだったのだが、今回は芝居そのものが、ずーっとハイタッチを続けているような調子であった。

 休憩をはさんで2時間半もあるというので、休憩のところで帰ろうかと思ったが、終演後直接チケットの代金を手渡すことになっていたので帰るわけにもいかなかった。仕方が無いのでビールを飲んだ。酒でも飲まなきゃやってられないという感じだ。

 難病にかかってバレリーナ(そういえばバレリーナって死語かも。バレエをやっている人はみな自分のことをバレエダンサーと呼ぶし、バレエの雑誌にもバレリーナという言葉は出てこない)になる夢をあきらめ、海外留学から帰ってきた少女。久しぶりに帰ってきた娘に父親が「きょうはお前の好きな寿司でもとろう。…そうだ、お前はわさび抜きだったな!そうだそうだ、お前はわさび抜きだ、アハハハ…」と言いながら退場するシーンがあった。
 私たち3人はそこが気に入り「実はわさびが難病の特効薬で、わさび入りの寿司をうっかり食べたらいきなり踊れるようになる」とか、適当にストーリーを作って遊んでいたのだが、もちろんそんなことはなく後半も青春てんこ盛りであった。てんこ盛りっていうか溢れて青春オーバーフローって感じ。ビールのおかげでなんとか最後まで見ることができたというか。

 やっている役者さんはこれを一所懸命やっているんだから大変だ。知り合いも頑張っていたのでそこは褒めた。役者に罪は無いし。

 ミュージカルって、歌と踊りには気合が入っていても、脚本や曲や演出が陳腐だとやればやるほど発表会のノリになってくるのがわかった。専門学校のミュージカル学科の発表会のような。
 先日、小林高鹿さんが出ているので見た音楽座の「リトル・プリンス」は、すばらしいミュージカルであった。歌も踊りも舞台装置もすばらしかったし、音楽は生のオーケストラで、全ての水準が高かった。ああいうミュージカルを作れるってのはすごいことなんだな。

 終わったあとは、りよんちゃんが予約してくれた東中野の焼き鳥屋に行った。おかおさんとりよんちゃんは去年のクリスマスイブにここで焼き鳥を食べ、おいしかったので今年も行くことにしたのだそうだ。わざわざ予約して何故東中野? と思ったが、開店と同時に店に入ったら、カウンターも含め全ての席に「ご予約席」の札が置いてあって驚いた。人気のある店なんだな。

 おなかいっぱい焼き鳥を食べ、新宿に戻ってカラオケ。シダックスのカラオケ1時間無料券を以前いただいたのだが、使う機会が無いままだった。今年いっぱいで使えなくなるので行ってみたのだ。
 桜田淳子の「窓」があったので歌ってみたら、最後のところで画面いっぱいに「窓 窓 窓 窓 窓 窓 窓 窓」という漢字が並んだので大笑い。クリスマスイブにこの曲を歌って笑っているのって、日本中で私達だけだろう。

 3時間めいっぱい歌って、気持ちよく酔っぱらって帰ってきた。クリスマスもへったくれもない一日であった。

トリプルうまみひき肉

 はなまるで紹介した「トリプルうまみひき肉」は、とても簡単なことなのでぜひお試しいただきたい。スタジオでも大好評であった。

 見ていない方のために説明すると、牛豚の合挽き肉2に対し、鶏ひき肉1の割合で混ぜて使う、ということ。鶏肉は水分量が多いため、他の肉に比べて傷みやすい。なので店頭で他の肉と混ぜて売られることは無い。でも、鶏肉を混ぜるとうまみが増えて食感もぐんと柔らかくなる。

 VTRで主婦の皆さんにハンバーグを食べ比べてもらったが、実はハンバーグを焼いたのは私であった。ロケのスケジュールが押していて、ADの女の子がバタバタと忙しそうだったので「ハンバーグは焼いておくからそっちの仕事やんなよ」と私の方から言った。
 私が焼いたハンバーグで違いが出なかったらどうしようと思ったが、見事に違いが出たのでホッとした。私ができるということは誰でもできるということだ。

 ひき肉鍋が、ちょっと食べたことの無いおいしさであった。レシピはこちらにあるが、入れる野菜はお好みのもので構わない。にんじんや大根、さといもはあらかじめ下茹でしておくとよりいいと思う。

バーゲンの日

 バーゲンへ。

 このバーゲンの会は、数年前からランディさんに誘ってもらっている。あるメーカーのファミリーセールで、すごく好きなブランドがあるというわけではないのだが、ロケ用の服(外のロケも多いので汚れてもそんなに惜しくないもの)をどさっとまとめて買えるので助かっている。
 テレビで着ているものについてメールをいただくことがあるのだが、実のところそんなにこだわりは無い。はなまるのスタジオで着ている服はスタイリストさんにおまかせで、何の注文もつけたことが無い。自分じゃ絶対に買わないピンクのニットがあったりして、それがまた評判が良かったりするので、人にまかせるのもいいかなーと思ったり。

 今回はなんだかパンツが買いたくて4本買ってしまった。もともと人の多いところが苦手なので、目についたものをとりあえず袋に放り込んで、まとめて試着して、合わなかったものは返却ボックスに戻す、というのを2回ほど繰り返して終了。

 メンズとレディスはフロアが違うので、外で待ち合わせてみんなでイタリアンレストランへ。前回ぐらいから、買い物よりもその後の飲みがメインになっている。買い物のあとってなんだかみんなテンションが上がっているので、バカ話がやけに盛り上がるのだ。今回も、ものすごくバカバカしい話で大笑いしながらワインをじゃんじゃん飲んだ。人数が多かったせいもあるが7本か8本は飲んだような。

 スカッとして気持ちよく帰ってきた。年内の買い物はこれにて終了という感じ。

終わっちゃった

 千葉県の旭市に来ている。

 フリーのアナウンサーの仕事にもいろいろある。私のメインの仕事はテレビのリポーターだが、CMの仕事をすることもあるし、ナレーションの仕事をすることもある。月に一度かつしかFMで喋っていて、これはFMの世界ではDJとかナビゲーターとか呼ばれているようなのだけれど、私がやっているのはコントとかなので間違いなくどちらでもない。ありゃなんだろう。

 あまり表に出てこない仕事としては、こないだの「子どもアイディアコンテスト」のようなイベントの司会や、結婚式の司会などがある。その他に時々あるのが、企業の社内用ビデオの仕事だ。

 これはバブル期にはたくさん需要があったらしいが、バブルがはじけてからはずいぶん仕事が減ったそうだ。だから私も、あまりやったことは無い。
 きょうの仕事の内容は「宿泊施設で働く人のための接客マニュアルビデオ」のナビゲーター役だ。実際に宿に泊まって1泊2日で収録をする。

 私がポイントを説明して、役者さんが実際に実例を演じるのだけれど、収録は別々に平行してやった。やりながら、英会話の番組みたいだと思った。スタジオで解説して、スキットがあって、また解説、みたいな。
 全国の宿泊施設で働く人に向けて「この時はこうしましょう」などと話していくのだけれど、中には「さわやかな笑顔で」とか「ゆっくりとわかりやすく」とか、私が実際にそうやっていないと説得力の無い言葉がたくさんあった。

 カンペは作ってあったのだが、さすがに棒読みするわけにもいかないし、大体の内容を頭に入れて順に撮っていった。きょうがVTR2本分で3時間半、明日が1本で2時間とってあったが、予定が押していたので、明日の分も撮れるところまで撮りましょうということになった。
 収録は宴会場の隣にある会議室で行ったが、6時半からカラオケが始まるというので集中してやっていたら、あまりNGも出さず1本目が終わった。だんだんと「この分だと終わっちゃうんじゃない?」という空気が漂い始め、休憩もちょっとだけにしてどんどんやっていったら、本当に明日の分まで撮り終えてしまった。

 私が撮っている間も、役者さん達はフロントなどで撮影をしていた。もともと私だけ夜の撮影が無く、他の人は夕食と休憩をはさんで夜中まで撮影のスケジュールが組まれていた。夕食のとき、他の人はみんなウーロン茶やジュースを飲んでいたので私もウーロン茶をお願いしたのだが、スタッフが気を遣ってビールを頼んでくれた。
 誰か一人が飲んでいない、ということはよくあるが、自分以外全員飲んでいないという席は初めてであった。クライアントまで含めて飲んでいないので、恐縮しつつ飲んだ。

 というわけで、なんだか旅行に来たみたいな感じになった。クアハウスが併設されているので風呂に入り、部屋でビールを飲みながらテレビを見てだらんだらんしている。明日の朝は海が見える展望風呂に入り、朝食を食べてのんびりしたら帰っていいのだ。

 なんだか申し訳無い気もするが、やるべきことはちゃんとやったのでよしとしよう。

 しかし、教育基本法ってものすごく大事な法案なのに、強行採決するようなものだろうか。タウンミーティングはやらせだらけで、結局民意なんか反映されなかった。安倍さんはタウンミーティングのやらせについては当時の官房長官としての責任を取って給与を返納するそうだが、一方で教育基本法は強行採決って、そりゃ傲慢じゃないか。安倍さんが3か月給与を返納したって痛くも痒くもないだろうに。

家でひき肉料理

 次回のはなまるのテーマが「ひき肉」なので、ここ数日家でもひき肉を使った料理ばかり作っている。ハンバーグとかロールキャベツとか。

 この冬はキャベツや白菜が安いので(安すぎて出荷せず処分するほどなのは残念だが)丸ごと買ってきて食べている。基本は蒸し煮だ。白菜と豚バラ肉を交互に重ねて、ちょっとだけ水を入れて蓋をして煮て、柔らかくなったところをポン酢で食べたり。ざく切りにしたキャベツを鍋いっぱいに入れて、上にベーコンを乗せて水ちょっとと塩少々を振って蒸し煮にすると、ベーコンの旨みがキャベツに移っておいしい煮物になる。もともと私はポン酢で食べていたが、クロワッサンで有元葉子さんが同じ料理で最後にコショウをかけていたのを読んで、やってみたらおいしかった。こっちの方がキャベツの甘みがわかる。
 水をちょっと多めに入れ、キャベツをたっぷり入れたら上に鶏もも肉と、できれば骨つき肉も載せ、昆布をキッチンばさみで細かく切って入れて蒸し煮にすると、水炊き風。これはポン酢と柚子こしょうで。たくさんのキャベツの上に、鶏もも肉を1枚切らずに入れて蒸すと、キャベツの蒸し煮と蒸し鶏という2つのおかずになる。

 とまぁ、こんなことをやっていたので、ハンバーグの種が余ったから冷蔵庫にあったキャベツで巻いてロールキャベツを作ったわけだ。ロールキャベツを作ったことは無かったのだが、キャベツの葉を電子レンジにかけて蒸して、種を巻いてスパゲティで留め、本当ならベーコンを外に巻きたかったが家にあったのがブロックのベーコンだったので、適当な厚さに切ってキャベツの上に乗せ、コンソメスープを注いで煮たらそれなりにおいしかった。

 こうやって書くと、一人暮らしで何やってんだかなぁという感じだが、お惣菜を買って食べるよりおいしいし(自分好みの味付けができるので)外で食べるより安いし、飲み歩くより健康的だし。寂しくないかとよく聞かれるが、これって趣味のようなものなので寂しいと思ったことが無い。やればやるほど、上達しているかどうかはわからないが失敗はしなくなる。

 今回紹介するひき肉は、ちょっと変わっている。来週月曜の放送なのでお楽しみに。

子どもアイディアコンテスト

 青山一丁目のホンダの1階にあるウェルカムプラザで「子どもアイディアコンテスト」の司会。

 5年以上前に仕事をした方から連絡があって引き受けることになったのだが、引き受けて良かったと思った。今年一番心に残っている仕事はもちろん「川の学校」の取材だが、このイベントもかなり面白かった。共通するのは、どちらも子どもが主役というところ。

 イベントについてはこちらをご覧いただきたいのだが、全国の小学生を対象に「未来にあったらいいな」と思うものを考えてもらい、絵と説明つきで応募してもらう。その中から選ばれた33組40名の子どもたちが、自分のアイディアを立体物にして作り、審査員の前で発表するのだ。

 イベントは12時半からだったが、会場には7時半に入った。ずいぶん早いのだが、事前にやるべき大事なことがあった。司会のリハーサルはもちろんなのだが、出場する子どもたち全員に、作ったものと発表の内容を事前に見せてもらい、その内容をメモしたり、アドバイスをしたり、緊張を解いたりしていく。内容をメモするのは、途中でわからなくなったり、発表が止まったりしたときにフォローをするためだ。

 一人一人に個性があって、おとなしい子も面白い子も緊張でガチガチになっている子もみんなかわいい。東京に出てくるだけでも冒険なのに、大勢の前で発表をするだなんて大冒険だろう。

 33組もあったので「長いイベントですみません」と事前に言われていたのだが、いざ発表が始まったら、どれもこれも面白くてあっという間であった。作ってきたものも、発表の仕方もいろいろ。

 北海道の女の子の「心くん」というものが2番目だったのだが、ごまつぶのような小さい心くんが、心が病気になっている人の口から体に入って、左手の吸い取り機でいやな気持ちを吸い取り、右手のランプで心を明るくする、という内容を聞いていたら、さっき事前に教えてもらったのに、なんだか泣けてきてしまった。

 長野県の男の子の「ひなん生活おたすけ号」は、新潟の地震が発想のきっかけだったそうだ。どんな災害現場にも移動できて、太陽や風力で発電ができるという船の形をした乗り物だが、舳先に望遠鏡がついている。「悲しい気持ちになったときには、この望遠鏡で星を眺めることができます」だそうだ。ここでまたうるっときた。他にもひとつひとつの発表が終わるたびに、ああ良かったねぇという気持ちになってずっとうるうるしていた。

 低学年の部の最後は宮崎県の3年生と1年生の兄弟の「せつやくお風呂ロボット おふろう君」であった。湯船の形をしていて、お風呂に入るとお話をしてくれたり、手足が伸びてためたお湯を汲んでかけてくれたり、体を洗ってくれたりするだけではなく、残り湯を使って手足で洗濯もしてくれて、靴下のガンコな汚れは横から洗濯板を取り出してこすり洗いをしてくれる。

 …という内容をお兄ちゃんが何も見ずにひたすら発表し、弟はそれに合わせてひたすら実演して見せてくれるのだが、これがかわいいやらおかしいやらで場内大爆笑であった。事前に話を聞いたときはお兄ちゃんの説明だけを聞いたので、初めて見た弟くんの動きに私も大爆笑し、とうとう涙とともに鼻水が出てきてしまった。

 その後審査員の講評を聞いている間も鼻水が止まらず、仕方がないので手でおさえながら「すみません、あんまり面白いんで鼻水が…」と言ったら笑われた。

 そんなこんなでとても楽しい時間であった。途中、審査の合間にASIMOと子どもたちが遊ぶところがあったのだが、一度動くASIMOを見てみたかったので、審査結果を聞きに行ったあと慌てて会場に戻った。想像以上になめらかな動きで驚いた。

 最優秀賞と優秀賞を受賞した子どもにはASIMO賞が贈られる。学校にASIMOが来て特別授業をしてくれるのだ。うらやましい。

 やってみるまでどんなイベントなのかがちゃんとわかっていなかったので、あまり人にも知らせなかったのだが、来年は自分が司会じゃなくても見に行きたいぐらいに面白かった。もちろんまた司会ができたらとても嬉しい。

 リンク先の作品説明もなかなか面白いので、時間があったらぜひ。そこから他の子供のアイディアも見られるので。

短期記憶

 夜7時から豊洲で収録。はなまるの忘年会が急に決まったのだが残念ながら参加できず。

 きょうの仕事は、3行から6行程度のコメントをカメラ目線で順番に撮っていくというもの。勝手に変えられない原稿だったのでその場で頑張って覚えた。この仕事は去年もやったのだが、間違いが少なくて早いということでまた依頼があった。

 去年は、コメントごとにカメラ位置が変わって、それに伴って照明も変えたりしたので、その待ち時間の間に覚えてやっていたのだが、今年は同じ場所でひたすら撮っていく内容だったので余裕が無かった。もう必死で覚えた。

 私は丸暗記が苦手だ。VTRならともかく、生放送や司会で「原稿通りに覚えて喋ってください」という仕事が来たら断っている。苦手だし辛いし、大体にしてそんな仕事は楽しくないからだ。原稿に書いてあることと同じ内容を、多少言葉を変えてもいいからやってくれと言われたらできる。はなまるはいつもそんな感じで、台本はあるのだが台本通り喋ったことはあまり無い。臨機応変ってこんなことかな、という感じでその場の流れで喋っている。

 特に生放送の場合、覚えた通り喋るというのは意味が無いと思っている。覚えた通りに進行するとは限らないからだ。あと、私の注意力には限界があって、一字一句間違えずにやってください、という仕事だと、普段なら気がついて対処できるいろんなところを見る余裕が無くなる。まぁ他の人はどうか知らないが私のキャパシティではそうなってしまう。
 特にイベントの仕事などで、必要が無いのに覚えることを要求する人がいるのだけれど、手元に原稿があったってそれをじーっと見て棒読みするんじゃないんだし、手元に原稿があることでいろんな余裕が出るんだ、ということを打ち合わせで説明して納得してもらう。

 今回の仕事は生ではないし、微妙な説明を勝手に変えるわけにはいかないので、ひたすら台本の通りに覚えて喋っていったのだが、やりながら自分で、日本語として無理が無いとか、書いてあることの意味がすっと入ってくるものはすんなり覚えられることに気がついた。馴染みの無い技術用語や業界用語がなかなか入ってこない。それでも現場の人に言わせると「今泉さん仕事早いっすねー」だそうだから、私はやっぱり短期記憶の人なんだと思う。ハードディスクじゃなくてフラッシュメモリー。

 イベントに行くと、イベントコンパニオンの方が台本無しで延々と商品説明をしている。あれはプロだなーと思う。私は機械的に原稿を覚えて喋るということがどうしてもできない。

 忘れないと覚えられない、ということを最近とみに実感する。忘れたくないことは何かの形で残しておかなければ忘れてしまう。だからこうしてブログを書いている。それが第一の目的だ。
 このブログでコメントがつけられないことについて「意見交換してみたい」といった声もあったのだが、今のところ私には、ネット上でどこの誰かもわからない人と意見交換するだけの余裕が無い。申し訳無いと思うのだけれど、何歳でどんな仕事をしていてどの立場からどこを見て考えているか、ということがわからない人と文章でやりとりをするのはとても気を遣う。そしてそういうことを要求する人は往々にして「アナウンサーだから人の話を聞くべきだ」という立場から物を言うので意見交換にならない。

 コミュニケーションできるのがブログの良さだ、と思う人もいるだろうけれど、私はブログというシステムを自分の都合のいいように使っているだけで、ブログに使われる気は無いということでご容赦いただきたい。現実に仕事で会う人と、自分の周りの大事な人に失礼が無いようにするだけで手一杯なので、どこの誰だかわからない人のコメントに、気を遣って失礼の無いようにお返事をする余裕が無いということなのだけれど。

お麩と楽しい打ち合わせ

 はなまるマーケットをやっていて面白いと思うのは、これがテーマに取り上げられなかったら一生このことを考えなかっただろうな、というものに出会えることだ。

 今回のテーマは「麩」であった。お麩のことを真面目に考えたことはこれまで一度も無かった。塩こんぶもそうだったけど、全般的に乾物って、スグレモノなのになんか印象が地味。

 麩はパンと同じように炭水化物だと思っている人が多いようだが、原料は小麦粉からでんぷん(炭水化物)を除いたグルテンというたんぱく質。全国各地で作られていて、肉の代わりのようなものであった。

 はなまるのロケをしているときは、テーマの食材を食べ続けることになるのだが、今回は麩を食べ続けたので毎日お腹がいっぱいであった。麩って本当に腹持ちがいい。

 金山一彦さんが麩を使った炒め物を紹介してくれたが、炒め物のボリュームを出すのにいいなーと思った。葉ものの野菜を炒めると、かさがずいぶん減ってしまうけれど、麩を入れるとどっと増える。
 私も面白がっていろいろ入れてみたのだが、もともと味が無いので何に入れてもジャマにならない。そしておなかいっぱいになる。ダイエット食としてもいいな。安いし。

 午後は学研で打ち合わせ。去年、科学実験キットを紹介する番組をやったのだが、今年もお願いしますということになった。一度やった仕事がまた続くというのは嬉しいことなのだが、この学研の仕事は科学インストラクターの方と一緒に実験をするという内容なので単純に楽しいのだ。

 打ち合わせそのものはとても真面目にやっていたのだが、途中でインストラクターの方が「ああっ、あれをお見せしたら絶対に驚くのに!」と悔しそうだったので「それは10分ほど待てば見られるものですか?」と聞いたら「できます!」というので打ち合わせを中断して雑談をしながら待っていた。せっかくだから見てみたかったのだ。

 10分後、上司の方がウーロン茶のペットボトルを持って戻ってきたときに「待ってましたー!」と拍手で迎えたら、パーテーションで仕切られているだけの会議室だったので、隣の部屋の人に「ちょっと静かに」と怒られてしまった。全員大人なのに。

 「イマイズミさん、このペットボトルを思い切り振ってください」と言われたので、振る前に「驚くときは小声で驚くということで」と言ってから振った。すると茶色いウーロン茶が透明になってしまった。かなり驚いたがガマンして小声で「ええー」と言った。
 ちゃんとタネも仕掛けもあったのだが、どこかでやってみたいのでここではヒミツにしておく。

 打ち合わせ中思ったのだが、会話の端々に「これはフレミングの(左手の法則)とはちょっと違うんですけどー」とか「酸アルカリの流れでー」とか、普通の会話にはおよそ出てこない科学用語が普通に出てくるのが面白い。収録が楽しみー。

高橋選手と織田選手

 今年のNHK杯フィギュアスケートは男女シングルで日本選手が表彰台独占、ということになった。体制を一新して最初の国際大会だったから、関係者一同感慨深いものがあったのではないだろうか。

 特に男子は、日本の選手を見ているだけでこんなに幸せな気持ちになれるなんて、と思ったほどに素晴らしかった。高橋選手と織田選手はもうちゃんと自分の個性があって、それがどんどん伸びている。迷い無く伸びているところがとてもいいと思う。

 ここからはスケートに興味が無い人は読まなくていいです。

 スピンとステップにレベルが設定されているのは皆さんご存知だと思う。実況のアナウンサーもよく「○○大会ではレベル4をもらったスピン」などと言っている。

 より正確に言うと「レベル4をもらった」というのは「スピンやステップの中で、決められている難しい動きをやって、それが認められた」ということだ。このレベルを演技を見ながら判定するのはテクニカルスペシャリストとアシスタントテクニカルスペシャリストで、テクニカルコントローラーが確認をして確定する。ジャッジはレベル判定ではなく、それぞれのジャンプやスピンの質を7段階で評価し採点している。

 単純にレベルが高ければ得点も高くなるとは限らない。例えば、2人がショートプログラムの最後に入れた足換えのコンビネーションスピン。高橋選手はレベル4、織田選手はレベル3と判定された。スピンとステップにはレベルに応じて基礎点が決められていて、高橋選手は基礎点3.5、織田選手は基礎点3.0になる。

 ではジャッジはそれぞれのスピンをどう評価したか。採点法は書き出すと長くなる上にわかりにくいので割愛するが、ジャッジの評価によって上乗せされた点数は高橋選手の0.3に対し、織田選手は0.8。合計はともに3.8となり、このスピンでの2人の得点は同じということになる。レベルを上げることも大事だが、質を高めることも重要ということ。

 ジャッジスコアを見たら(国際スケート連盟のサイトで見られる)織田選手はショート、フリーともにマイナスがついた要素が一つも無かった。全ての要素においてとても質が高いということだ。
 フリーの演技の技術点、入れている要素の基礎点の合計は高橋選手が79.73、織田選手が74.41で5点以上の開きがある。だがジャッジの評価を加えた最終の技術点は高橋選手が86.19で織田選手は85.01だから1点ちょっとの差まで追いついている。これが織田選手の強さだと思う。

 世界レベルの選手が複数いることが、選手の力を押し上げるというのは日本の女子でわかっていたけれど、男子もまさにそうなっている。今大会、小塚選手が3位になったのはまぐれでもなんでもない。

 来年の世界選手権がとても楽しみなのだけれど、チケット取れるのかなぁ。


ゆるいライブ

 原宿と下北沢に、面白いTシャツその他を売っている「CUNE」というお店がある。12周年記念のライブをやるというので行ってみた。

 CUNEのやすだっちやかずみちゃんとはみずなし君や三村さん繋がりで知り合ったのだが、実は一度もここの服を買ったことが無い。とても面白いしかわいいと思うんだけど、最初が服と関係無く知り合っているのでたまたまそうなっている。

 飲み仲間として何がいいかというと、いい歳をしてみんなゆるいところだ。CUNEのブログによると、

出演バンドについてよく聞かれるのですが、鱗(うろこ)さんはよく行く三軒茶屋の飲み屋さんがやっているバンドで、どんなジャンルで何をやるかまったく知りません。女道さんは女ばっかりのバンドで演劇とかもやるそうです。Grace Nouveau Etoileさんはドラム一人で叩き語りです。必見です。凄いです。あともう一個のバンドは演奏が下手なので撒き餌のように物で客を釣ります。決して投げ返さないで下さい。

 とあったが、まったくもってその通りであった。私は途中のドラム叩き語りから行ったのだが、ピアノが弾き語りならまさに叩き語り。すごかったー。「もう一個のバンド」は思ったよりヘタでもなかったのだが、ボーカルのかずみちゃんは英語の歌詞を最後まで本を見ながら歌っていた。速くて歌えないところは「にゃにゃにゃーにゃにゃにゃにゃー」で歌い切っていた。笑ったー。
 打ち上げで聞いたら、去年は歌詞カードがA4の紙だったけど今年は表紙をつけたからグレードアップだそうだ。いいわーこの徹頭徹尾ゆるい感じ。

 大人になってからやるバンドって、力が抜けてるから面白いんだろうか。私は音楽の成績はずっと5だったのだが、残念ながら楽器は何もできない。来年のライブに向けて何か練習しようかと真剣に思ってしまった。
 でもこの感じ、バレエの発表会に似ている。私は一度これに懲りたのではなかったか。

初めての遅刻

 午前3時までカラオケをして、家に帰ってから録画しておいたNHK杯を見た。浅田真央ちゃんの今シーズンのショートプログラムは傑作だと思う。ピアノのみの曲、しかもノクターンで滑れるのって、今の真央ちゃん以外には考えられない。去年でも来年でもなくて今年の真央ちゃん。スケーティングが上品で質が高いからこそできることなのだけれど、それだけじゃなくて、滑りはじめた瞬間から真央ちゃんが持っている品の良さが漂ってくるところが素晴らしい。他のスケーターがいくら練習したって出すことのできない空気を、真央ちゃんはもともと持っている。

 幸せな気持ちで眠り、9時に起きてかつしかFMの準備。9割方準備はしてあったので、当日の新聞記事をチェックしたりといったことをしたあと、おつかいをやるので新しいマイク三角を作ったりした。マイク三角ってのは、よくテレビ番組でマイクについている三角のプレート。

 この番組は月に一度、友達のおかおさん、りよんちゃんとノリで始めたのだが、なんだかんだでもう5年ぐらいやっている。最初は午後4時から7時までの3時間番組だったので、途中でみんなでじゃんけんをして、負けた人が近所のコンビニに全員分の飲み物を自腹で買いに行くことにして、その様子をずっと中継するコーナーを作った。
 2年前に番組が午後2時から4時の2時間になったので、おつかいのコーナーはやめていたのだが、10月からは午後1時から4時の3時間になったので復活したのだ。だから改めてマイク三角を作ったりしたわけだ。

 10月に1度放送をしたあと、11月は「川の学校」の取材が入ったので放送を休ませてもらったため、2か月ぶりの放送であった。

 いつもは、2時の放送のために1時に最寄り駅に行き、お茶をしながら打ち合わせをしていた。今度は1時からの放送になったので、12時に行かなければならなかった。私は家で、1時から3時間放送するための準備をして、間に合うように出かけたつもりだったのだが、何故か今まで通りの時間に家を出てしまった。というか、1時にはちょっと遅れそうだったので「ちょっと遅れます~」なんていうメールを送っていた。

 そうなのだ。本当は12時ぐらいに着かなければならない。電車に乗っていたらりよんちゃんから「先に局に行くねー」というメールが届いたので、なんでそんなに焦ってんだろう、と思いつつ携帯の画面の時間を見たら12時40分であった。

 12時40分?……12時40分って!

 思わず電車の中で「おえっ!?」と声を出してしまった。どう考えても間に合わないので、なんとかつないでもらうようメールを送り、でも電車に乗っているから急ぎようもないので、自分のうっかりさに驚いていた。

 駅に着いてからは急いだが、番組には15分ほど遅刻した。アナウンサーを16年ほどやっているが、生放送に間に合わなかったのは初めてだ。私がいなくてもなんとかなるメンバーとスタッフだったから良かったが、もう本当にあり得ない。
 遅れてスタジオに入ったあと、何事も無かったかのようにオープニングテーマ(山本リンダの「どうにもとまらない」)をかけて平然と始めたのだが、本当に焦ったし驚いた。なんというか、ちゃんとしなくちゃなー。

 ラジオの後はみずえさんの家でスケート鑑賞会。内田真美さんと中川ちえさんがいらしていた。なんとなくフィギュアスケートの輪が広がっている気がする。
 ずっと持っていて使っていなかったドコモの携帯を先日解約したのだが(かかってくるかもしれないから着信専用で持っていた)ドコモポイントが結構たまっていた。解約日のうちに注文すればもらえるというので、とりあえずグルメカタログをもらっておいた。NHK杯をみずえさん家で見ようということになったときに、カタログの中から「鹿児島産和牛と黒豚しゃぶしゃぶセット」を選び、前日届くようにしておいたのだ。

 というわけで、おいしい肉でしゃぶしゃぶを食べながらスケートを観るというステキな会になった。真美さんプロデュースの鍋の具も素晴らしかったし、私も日の出製麺所のうどんを持っていったので、最後はうどんでおいしく締めた。

 スケートの話はまた改めて書くとして、とりあえず真央ちゃんがそれなりの演技をしてくれたし、しゃぶしゃぶはおいしかったし、とてもいい夜だった。遅刻しなけりゃもっと良かったけど。

春風亭昇太さん&同期とカラオケ

 金山さんとのロケを終えて、新宿で春風亭昇太さんの独演会。

 いつも開演前に、携帯電話の電源を切れ、というメッセージを込めた小芝居のVTRが流れるのだが、それでも携帯を切ってない人がいて驚くやら呆れるやら。バイブだからいいってもんじゃない。カバンが震える音が響くんだもん。
 こないだ「イヌの日」を観に行ったときには、芝居の途中で何度も、二つ折りの携帯を開いて時間(もしくはメール?)を確認している女の人がいた。そのたびに視界の端に光る画面が映って気が散るったらありゃしない。

 今回は、地方では定番なんだけど東京ではあんまりやらないという「ストレスの海」とか、自分で作ったのに今は花緑さんの方がやっているという(昇太さん談)有名な「愛犬チャッピー」など4つ。愛犬チャッピーは花緑さんのも見ているのだが、昇太さんが自分で言っていた通り、花緑さんのやる犬のほうが品がいい犬に見える。面白いなぁ。

 落語のあと、福岡から同期の舘アナが来ていたのでカラオケ。舘さんはなにやらライブを観に来ていて、私は落語があったので会う時間が遅くなる。私と舘さんは元「FBSカラオケ隊」なので、どうせカラオケに行くんだから最初から料理が豊富なカラオケ屋を予約したのであった。以前FBSで契約アナをやっていた高岡さんと、元報道バイトで今は東京で銀行員をしている男の子も一緒であった。
 歌ったり昔話をしたり昔の歌を歌ったりハモったりと楽しい時間であった。11時から3時間で予約していたのだがやっぱり1時間延長。

 今思ったが、これまでの人生において一緒にカラオケに行った回数が一番多いのって舘さんだと思う。普通に2人で行ってたもんな。それでいて、私達の間に「あの2人付き合ってんじゃないの?」みたいなウワサが立ったことはただの一度も無かった。2人とも自他ともに認めるカラオケ好きだったのだ。アハハ。

金山一彦さん

 きょうははなまるのロケで金山一彦さんとご一緒した。

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 金山さんとは、伊藤かずえさんの家で一度お会いしたことがあった。金山さんに奥様の芳本美代子さん、さらに松村雄基さんがいらして「あぁ中学高校の頃テレビで見ていた人ばっかり!」と思ったっけ。

 金山さんは松村さんを「おにいちゃん」と呼んでいて、なんだかやんちゃな少年がそのまま大きくなったような感じだった。飾ったところが全然無いのだ。
 それでいて、はなまるマーケットの第1回家事キング選手権では初代キングになった。家事全般がこなせて、特に料理はプロ級だ。やんちゃな少年のようでいて家事万能ってすごい。

 今回も金山さんに料理を作っていただいたのだが、手際が良くてあっという間に終わり、出来上がったものもおいしかった。そして合間にボケたりするのでついていくのに必死という感じ。でも面白かったなー。

 金山さんは、伊藤かずえさんのダンナさんのNATCHINさんらとともに「DogsBone」というバンドを組んでいる。まだライブに行けていないので今度は行こう。





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