王子のバレエ
銀座の博品館劇場で行われている、バレエダンサーの西島千博さんの公演「くるみ割り人形」を観に行った。
午後2時からの公演だったので、終わってごはんという感じでもないねー、ということで、早めに待ち合わせてお昼を食べることにした。博品館のビルの中にある水炊きの店がおいしかった、と以前岡江さんが言っていたので、橋本さんにメールで「水炊きはどうですか」と尋ねたら、橋本さんも同じことを考えていた。以前取材で訪れたことがあるのだそうだ。
12時半に店に集合だったのだが、私はちょっと先に新橋に行き、駅近くのローソンで世界フィギュアの店頭先行発売にチャレンジし玉砕。ちょっと悲しい気持ちで店に向かった。
個室に入ったら初対面の女性がいらした。元宝塚のあさなぎりん(宝塚時代は朝凪鈴)さんであった。橋本さんのブログでお名前は拝見していたが、実際にお会いしたらとても気さくな方であった。
3人でなんだかんだと話をしながら水炊きを食べていたら、あっという間に開場時間を過ぎてしまった。最後の雑炊のところで橋本さんの仲良しのメイクさんが合流して、ドタバタと劇場へ。
王子こと西島さんが演出と振付をして本人も踊るという舞台であったが、およそ普通のバレエでは出てこない振付があちこちあって笑ってしまった。最後にはみんなで歌ってまるでミュージカルなのだが、王子が一番楽しそうに歌っていてこれまた大笑い。クラシックでもコンテンポラリーでもない、王子のバレエだなぁ。
といっても王子の踊りはさすがだった。初めて生で観たのだが、やっぱりすごい。技術があって、でもそれだけで踊っているんじゃなくて、踊りに華があるというか。それは王子がもともと持っている華やかさだ。
クララ役の西田佑子さんも踊りが上手で(上手なのは当たり前だが、踊りの間というか緩急があって素敵だった)2人のパ・ドゥ・ドゥは拍手をしながら観た。
ちょっとだけでもバレエをやったおかげで、あのことをやりこなすのがどれだけ大変かがわかるようになった。言い換えれば、観て楽しめるものが一つ増えた。
ダンサーって努力の積み重ねなんだな。私は今さらダンサーにはなれないわけだが、努力しなくちゃなという気になった。ありがとう王子。
最近のコメント