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大人の実験

 学研の仕事の打ち合わせで学研へ。

 科学教材の使い方を楽しくわかりやすく、科学インストラクターの方と実演するという内容なのだが、きょうの打ち合わせは収録で行う実験を実際にやってみるというもので、言ってみれば科学実験オンパレードというものであった。
 収録のときにはいろいろとやらなければならないことがあるので遊んではいられないのだが、打ち合わせだから実験を見せてもらってわーわー喜びながら私もやってみたりと大変楽しい打ち合わせであった。

 もちろんただ遊んでいるだけじゃなくて、その実験をどう見せたらよりわかりやすいか、面白いか、手際よくやれるかといったことはちゃんと考えていく。陥りがちなのは、実験の面白さに気を取られて、肝心の「どうしてそうなるのか」とか「その実験から何がわかるのか」がぼやけてしまったりすることなので、そうならないように軌道修正していったり。

 私は学研の科学をとっていて大変楽しみにしていたので(その割に思いきり文系の人間になってしまったが)子供の頃から学研にはお世話になっていたことになるのだが、こうして学研の人と仕事をすると、皆さん実験が大好きで、それは子供たちが喜んでくれるからというのがもちろんあるのだけれど、それ以前に皆さん根っから実験が好き、というのがわかって面白かった。

 こないだの打ち合わせで、台本には無かったちょっとした実験を急遽披露してもらって盛り上がり、隣の部屋の人に「もうちょっと静かに」と注意されたりしたのだが、今回は騒いでも大丈夫な場所だったので、いい大人が何人も揃ってわいわいと実験をした。実験の監修をしてくださる立場の偉い方がいらして、最初はインストラクターの女性と私がやる実験を座って見ていたのだが、段々と「これであれもできますよ」とか「あぁあれを見せよう」と言い出して何かを取りにいったりして打ち合わせが中断した。でも何が起こるのか見てみたかったのでまったく問題無かった。というより面白かった。

 そして学研という会社も、とても堅実で好感が持てる会社であった。やっぱり子供相手の教材を作っているからだろうか、うわついたところが全然感じられない。以前仕事をしたカゴメもそんな感じ。あれは名古屋の堅実さからくるものだと思うのだけれど、私は名古屋のそういうところが嫌いじゃない。トヨタの無借金経営だなんてすばらしいことだ。

 これはもともとなのかそれとも大人になってからなのか、自分でもわからないのだけれど、私はなんだか地に足がついているものが好きだ。人でも会社でもなんでも。
 そういう自分は地に足どころか、いまだに海のものとも山のものともわからずふらふらしている。だからかもしれないな。

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