« 八戸名物せんべい汁 | トップページ | 新体操日本選抜チームの新しい演技 »

「学校へ行こう!」に佐賀女子高校新体操部

 佐賀女子高校にV6がやってきた、というのはコーチの横川先生のメールで知っていたので、きょうの放送をとてもとても楽しみにしていた。もし飲みの誘いがあったら断ってでも見ようと思っていたが、八戸に行く前にひいていた風邪がなかなか治らなかったので普通に家で見た。

 佐賀女子高校の新体操部のことはもう何度も書いている。今から15年前、私が新人アナウンサーだったときに初めて自分で企画を出して取材したところで、初めてディレクターとしてドキュメンタリーも作った。以来、毎年インターハイには極力行っている。応援に行くという意味もあるのだけれど、何より今年はどんな演技なのかが楽しみで行く。とにかく佐賀女の作品は毎年面白いのだ。

 佐賀女の演技がなんでまたそんなに好きなのか、言葉でいくら書いても伝わらないと思ってあきらめていた。でもきょうの放送は、2分半の団体の演技をまるまる放送していて、私が伝えたかったことがほとんど出ていた。団体の演技を全部放送するなんて、試合でもない限り普通はあり得ないのだが、全部見ないと佐賀女の本当のすごさはわからないのだ。

 新体操を知らない人が見てもすごいと思えるのが佐賀女の演技だ。やってもそんなに点数にならないような難しいことを次々にやり、見ていて本当に面白い。インターハイで唯一会場がどよめくのが佐賀女の演技。
 ロケに行ったV6の坂本さんや森田さんも相当驚き感激していたが、スタジオで見ていた皆さんが心から驚き「すごいすごい」と言っていて、あぁ見てもらえて良かったと思った。私はこれに惚れ込んでドキュメンタリーを作ったのだから。

 横川先生のメールに「タレントのプロ根性を見た気がします」とあった。坂本さんも森田さんも、その日に行ってこの技はできないだろう、というものに挑戦し、見事成功していたので驚いた。2人で輪をくぐるなんていきなりやるのは絶対に無理だ。運動神経がいいのはもちろんだけれど、ちゃんと真剣にやっていたんだと思う。

 「学校へ行こう!」とか「笑ってコラえて!」とか、地方のごく普通の人が出てくる番組が好きだ。芸人さんが出てくる番組も面白いけれど、私はごく普通に生きている人の力や温かさが出ている番組が好きで、それは番組の作り手に愛があるのが伝わってくるからなんだと改めて思った。
 佐賀女の体育館には数え切れないほど通い、練習もたくさん見た。だから、今回の佐賀女のロケを見て、取材をする側が学校にも生徒にもなんにも無理を言っていないのがよくわかった。作り手に愛があるのだ。

 かつて自分が取材したところが、とてもいい形で全国に伝わるのって、とても嬉しい。それを自分がやれたら良かったのだけれど、生徒にとっても私が行くよりV6が行った方が嬉しいだろうから別にいい。とにかくいい番組だった。なんにも関わっていないけど嬉しいな。

« 八戸名物せんべい汁 | トップページ | 新体操日本選抜チームの新しい演技 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ