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地球温暖化について伝えること

 テレビ番組の視聴率は、翌日の朝配られるデータでわかる。はなまるのオンエアを終えて、反省会のためスタッフルームに戻ると、前日の全番組の視聴率と、はなまるの毎分視聴率のグラフが会議室の机に載っている。どの番組も似たようなことをしているはずだ。

 普段私はあまり視聴率を気にしない。そりゃ悪いよりはいいほうがいいに決まっているが、視聴率を上げるために私個人ができることは特に無いし、いつもの仕事を毎回きちんとやっていくしかないと考えているからなのだが、きのうの視聴率は気になった。

 「地球温暖化」なんていうテーマをはなまるで取り上げたのは初めてだ。今回はディレクターに熱意があったし、私も「どうやったらわかりやすく伝えられるか」をいつも以上に考えた。「不都合な真実」をまだ見ていなかったので、やっている映画館を探して府中まで行ったりした。
 取材先の方と打ち合わせをしていると、次から次へと大変な話が出てくるのだけれど、今回は地球温暖化に何の関心も持っていない人に、恐怖をあおるのではなく現実問題としてどこから始めてもらうか、ということに焦点を合わせた。取材相手は皆さん意識の高い方ばかりでとても協力的であった。

 毎分視聴率のグラフは正直だった。「ではきょうのメニューです」と海保ちゃんが言ったあたりのところでかくっとグラフが下がった。関心の無い人は「地球温暖化」と聞いてチャンネルを変えたということだ。ゼロにはならず、最初に下がったところからは落ちなかったので、見始めた人は続けて見てくれたことになる。ただ番組全体としてはいつもより低い数字になった。残念だがこれが現実だ。

 地球温暖化について、家庭でやれることを考えていくと、結局は普段の家事や買い物や生活のことだから、主婦の方にやってもらうことになる。そして同じことを、子供が将来当たり前だと思ってやれるようしつけてもらわなければならない。主婦の理解無しにはCO2の削減などできないということだ。だから、たとえチャンネルを変えられても放送はしていきたいと思う。

 遅ればせながら私も買い物袋を買った。家に溜まるレジ袋がずっと気にはなっていたが、結局行動していなかったので偉そうなことなど言えない。放送では「できることからはじめましょう」と言ったが、実際自分がそういう状態だ。
 TBSのそばのスーパーで「袋いりません」と言ったら驚かれた。男だし。でも習慣になってきたら、本当に袋っていらないなーと思うようになった。特に最近は原油価格の上昇とコスト削減で、レジ袋はものすごく薄くなっている。重いものを買うとひもが指に食い込んで痛いのだが、自分の袋だとそんなことはないし。

 地球温暖化についてはこちらをごらんください。

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