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金や権力の力で

 しかし「麗わしき鬼」はすごいな。久しぶりにドラマを見て声を出して大笑い。

 私はなんだか、金の力とか権力の力で何かをどうにかする、というのが生理的にダメらしい。安倍総理がハニカミ王子を官邸に呼んだ、みたいなこととかがダメ。

 同じようなことで、ドコモの新しいCMもなんだか苦手。かつて同業他社のCMに出ていた人を起用しているのが話題になっているが、そういうことじゃなくて、それぞれ一人でも十分にCMキャラクターになり得る(実際なっている)旬の人ばかりを、これでもかとばかりに集めていること。あれだけ集めたら契約料だけでも大変な額になるはずだから、儲かっている会社じゃなければとてもじゃないが作れないCMだ。

 残念なのは、もともとの個性が際立っている人ばかりなのに、数が多すぎるので全体としてまったくわからないCMになっていることだ。何かが新しいとか、進んでいるとかいうイメージを出したいのだと思うのだが、すでに売れている人ばかりなので新しくはないし、たくさん人が出てくるというスタイルも進んでいるわけではない。

 めったにない取り合わせということなら、蒼井優さんと土屋アンナさんだけでいいんじゃないか。十分に新鮮な感じだが。

 お金がかかっているCMにもかかっていないCMにも出たことがあるが、お金がかかっているから話題になるわけではない。広辞苑のCMなんて、13秒ほどずーっと私が映っているだけだった。同時期の他のCMに比べたら、お金も手間もかかっていないと思うが話題になった。無名のアナウンサーがCMに出ただけなのに雑誌やテレビから取材を受けたほどであった。

 お金は無いよりあるに越したことはないと思うのだが、あればなんでもうまくいくわけじゃないのが面白くて難しいところ。だから、お金をかけたゴールデンタイムのドラマよりも、少ない予算と大変な現場で作っている昼ドラの方が面白いというのはすばらしいことだ。って結局「麗わしき鬼」に話が戻っちゃうんだけど。

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