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横森さん父娘

 きょうのかつしかFM「どうにもとまらない」のゲストは、映画ライターの横森文さんであった。

 横森さんのお父さんはあの横森良造さんだ。…と書いて「あぁ!」とわかる人は私と同年代以上の方だろう。「スター誕生!」でアコーディオンを弾いていた人だ。私にとって、アコーディオンといえばcobaじゃなくて横森良造さん。

 その娘さんの文さんは前述のとおりアコーディオン奏者ではない。映画ライターであり、自ら演劇ユニットを主催して作演出もし、出演もし、バンドを組んで歌も歌う多才な方だが電車に乗ったら妊婦に間違われて席を譲られる。実際私も初めて会ったときに「妊娠6か月なんですー」と横森さんが言ったのをすっかり信じたので、その半年後に会ってまだ妊娠中だったのでものすごく驚いた。こうやって極力横森さんがどんな体型かを直接的に書かないようにしているのだが察していただきたい。

 横森さんはもう何度もラジオに遊びに来ていて、毎度毎度真面目にコントもやってくれるし、私が体型の件で突っ込んでも平気で返してくるのだが、今回は映画の話の途中でお父さんの話になってしまった。いつでもどこでも話が脱線するのが私とおかおさんとりよんちゃんだ。
 最初は横森さんがアコーディオンを弾く話をして、「だから私は弾かないってば」と突っ込み返すみたいな会話だったのだが、途中から「お父さんが弾いて横森さんがあの蛇腹のところを引いたり押したりしたらいいよね」みたいな話になり、そこからどんどんボケが脱線して「あの蛇腹で髪型を整える」とか「ズボンの折り目をつける」とか、もはや横森良造さんとは関係の無い話になっていった。全部くだらないのだが、一番面白かったのはおかおさんが言った「アコーディオン外したらバランス崩して後ろに倒れるんでしょ」であった。

 確かに私たちは、アコーディオンを持っている横森良造さんしか知らない。もうあの状態で完全にバランスが取れているので、アコーディオンを置いたら後ろに倒れてしまいそうな気がする。そこから「ごはんもアコーディオンの上に置いて食べる」とか「お風呂のときだけはお湯に濡れないように外して必死で頭の上に掲げている」とか、こうやって書いていても心底くだらないなァという話をして大笑いしていた。途中で「ここは飲み屋かよ!」と突っ込んだが、もちろん飲み屋ではなくラジオの生放送なのであった。かつしかFMさんありがとう。

 しかし、日本を代表するアコーディオン奏者について、娘さんの前で心底ボケ倒すって、IKKOさんなら「どんだけ~!」って言うところだ。言わないか。

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