このところ青森に帰ると、母と寿司を食べ、その後なりゆきでパチンコに行き、やってみたかった台をやって大当り、ということが2度あった。
今回は夕方に犬の散歩を済ませてから、小学校のときに隣のクラスだった板前さんがいる寿司屋に行くことにしたのだが、ちょっと早めに家を出てしまったのでなんとなくパチンコ屋に寄ってしまった。
寿司を食べた後か前かという違いはあったが、自分の中でもっと違ったのは「やってみたい台かどうか」というところであった。必殺仕事人はこないださんざんやったし、新しいものとしては倖田來未さんの台があったが全然興味が無かった。結局仕事人をやったのだが、一度大当りが来ただけでダメだった。
母が倖田さんの台を打っていたので隣で打ち始めた。リーチがかかるとプロモーションビデオが流れたり、倖田さんがどこかから脱出するようなCGが出たりするのだが、仕事人のあれやこれやの殺しのテクニックに比べるとちっとも面白くない。
そんな調子でやっているから私は全然ダメで、お腹も空いたので残っていた母のひと箱を交換してから寿司に行った。うっかりパチンコで遅くなったのでカウンターがいっぱいであった。予約もしなかったから当たり前か。仕方が無いのでテーブル席で5貫ずつおまかせで持ってきてもらった。でもかえってゆっくり食べられたかもしれない。
おまかせで10貫食べたあとは好きなものを追加で頼んだが、母がウニを2貫頼んだのには驚いた。さっき食べているから合計3貫だ。私もウニは好きだが母がこんなにウニ好きだとは知らなかった。
ところで「倖田來未」と「パチンコ」ってとてもしっくりくるのだがどうだろう。しっくり、というのは例えばこういうことだ。もし宇多田ヒカルさんが今パチンコ台を出すと聞いたらどうだろう。ちょっとありえないと思わないだろうか。
通常パチンコ台になるのは過去に流行った歌手が多い。代表は美空ひばりさんで、他にはピンクレディーとか、最近では島倉千代子さんとか中森明菜さんとか(どれもやったことがないけど)。どの方も、パチンコ台になったと聞いても違和感が無いのは、ピークが過去だったからだ。ただし今パチンコ台になれるというのは、今でも知名度があるからなのでそれはそれですごいことだけど。
今絶好調の人がパチンコ台になるって、たぶん無かったと思う。倖田さんは落ち目なわけでも焦っているわけでもない。それなのに、パチンコ台になっても何の違和感も無いのだ。ある意味すごいな。ちょっと前だったら小柳ゆきさんも違和感が無かっただろう。小柳さんって確かデビュー前はドンキホーテでバイトしてたような。
実現しないと思うが、あったらすごそうなパチンコ台を考えてみた。「CR中島みゆき」なんてどうだろう。よくわからないけどすごそう。大当りが来たら「地上の星」だ。なんか大当りしてるのにパチンコやってる自分に罪悪感を覚えそう。あとは「CR平井堅」とか。あの濃い顔が3つ揃ったら史上最高に濃いパチンコ台になるはずだ。
そしてパチンコ屋に行って思うのは、「ぱちんこ冬のソナタ」がいかに偉大な台だったかということだ。ドラマもブームもとっくに終わっているのにいまだに置いてある。ドラマ並みにドラマ性があるのだ。
あれに勝てるドラマといったら、やっぱり「ぱちんこ北の国から」しか無いのではないだろうか。「やるなら今しかねぇリーチ」とか、キタキツネが出たら激アツ! とかいろいろできそうな気がする。もちろん大当りの間はさだまさしさんのあの歌が流れるのだ。バックの映像は回想シーン。ああ大当りしているのに泣いてしまいそう。
もちろん冗談なんだけど、あったらやりに行くけどなぁ。あ、念のため書いておくが私は青森に帰ったときぐらいしかパチンコをやらないし、実は全然詳しくないので、毎度毎度周囲を見渡しつつドキドキしながら打っているようなビギナーです。ほんとに。
そしてこの話、パチンコやらない人にはさっぱりわからないな。まぁわからなくてもあなたの人生には何の支障も無いので別にいいです。
最近のコメント