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体操女子団体と新体操日本代表チーム

 世界体操選手権の女子団体で、日本女子が12位に入り、アトランタ五輪以来3大会ぶりに五輪の出場権を獲得した。よかった。

 日本の男子は低迷期を脱して、アテネ五輪では実に28年ぶりに金メダルを獲得した。 冨田選手の着地が決まった瞬間、朝っぱらからテレビの前で「うおおおお」と叫びながら泣いたものであった。しかし女子は五輪に出られるか出られないか、という状態がずっと続いている。

 もともと体型的に日本人女子には不利といわれている上に、男子に比べて競技人口が少なく、練習できる場所も限られている。同じアジアでも中国は強いじゃないかと思われるかもしれないが、人口が桁違いに多い上に、国家が選抜して鍛えている。そして大陸の人は日本人と違って腰の位置が高くて足が長い。日本人が世界で戦うのは大変なことだ。

 ひとつ残念に思うのは、日本の女子選手が表情に乏しいこと。レオタードもいつも垢抜けない。指導者がそこを重視していないのだろうが、どの大会を見てもとにかく暗い感じがする。
 中国の選手は表情が明るくて世界の大会でも人気がある。ルーマニアは無表情な選手が多いが、欧米の人は笑わなくてもいわゆるクールビューティーという感じになる。そんな中で戦うのだから、日本人はもっと明るくてもいいと思う。そんなに練習しなくてもできることだし。

 一方、新体操の日本選抜団体チームも、北京五輪出場権がかかった世界選手権に向けて30日に日本を出発した。出発に先立ち、化粧品メーカーのポーラがスポンサーとなって、チーム名を「フェアリージャパンポーラ」として支援することが発表された。大会をスポンサードするのではなく、チームをサポートするというのは初めてのことだ。フェアリージャパンのブログもできた。

 先日、立川市で行われた大会でチームジャパンが演技を披露するというので見に行った。曲をつけるときに見に行ったきりだったのだが、ずいぶん演技もまとまって難度も正確になってきていた。翌日は六本木ヒルズでフェアリージャパンの発表会見があり、屋外で演技を披露したそうだが、なかなかの出来だったそうだ。

 何か映像が無いかとYouTubeで探してみたら、今年の3月の試合の演技が出てきた。個人が撮ったもので見づらいが、ぜひ見ていただきたい。まだ演技にまとまりが無く、今とは多少構成が変わっているが、一番最後に出てくる動きが目玉。さすが五明先生だなーという面白い動きだ。まったくどうやったらこんな動きが思いつくんだろう。

 選手達はまずオランダのデーフェンダーグランプリという試合に出場して4位となった。このあとブルガリアのバルナでの試合を経て、ギリシャで開かれる世界選手権に出場する。10位以内に入れば北京の出場権が得られる。ミスさえしなければ十分可能性はあるので頑張って欲しい。

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