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2007年11月

カゴメ株主フォーラム

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 毎年司会をやっている。去年この仕事がきっかけでラブレを知り、以来ほぼ毎日欠かさず飲んでいるのだが、東海地区ではラブレのヨーグルトタイプが先行発売されていた。後で食べてみよう。

あの人だったのか

 名古屋でマコトさんみゆきちゃん夫妻に鶏料理をごちそうになった。2人が私に食べさせたかったのは、鶏肉はもちろんだがお店のおばちゃんのリアル&ディープ名古屋な会話であった。飲み物は自分で冷蔵庫もしくはお燗マシーンから取り、お会計も自分で計算して持っていくというかなりセルフな感じなのだが、鍋にどのタイミングで何を入れるかと、雑炊をどのタイミングで作るかだけはおばちゃんに任せなければならない。

 きょうは寒かったせいもあっておばちゃんが忙しくて聞けなかったのだが、もうちょっとヒマなときはおばちゃんの人生の話が聞けるそうだ。でもきょうは代わりにご主人の人生話が聞けたけど。

 ところで。昨夜「急なんだけど明日の夜ってどうですか?」という仕事の電話がかかってきた。名古屋に行くことが決まっていたのでその旨を伝えたのだが、あまりに急な話なのでどんな仕事か尋ねてみた。

「いやー、誰かは今は言えないけどっていうことなんだけど、結構大物の芸能人が結婚発表の記者会見をするんで、その司会をっていうことで」

 私は他人の色恋沙汰にはまったく興味が無いので、それを聞いても「ふーん、誰ですかねぇ」という調子だったのだが、あの人だったのか。一度お仕事をご一緒したことがあるし、司会が必要な理由もわかったので(喋るとものすごく面白いのだが、一人で人前で喋るのは緊張するという方なのだ)惜しかったなーと思った。まだどんな会見だったか見てないけど、やってみたかったな。

 でもまぁ、明日の仕事も好きな仕事だし、きょうはおいしい鍋をいただいたし、よしとしよう。

ただいま新幹線の中

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 ナレーション録音を終えて名古屋へ向かうところ。東京駅の新しい駅ナカスポットで浅草今半の「重ねすき焼き弁当」を買ったら、煮卵の黄身が2つだった。なんだかラッキーと思ったけど食べきれなくて残してしまった。うーん。

エリック・ボンパール杯の浅田真央選手

 スケートカナダにしろ今回の大会にしろ、浅田選手はしっかりと勝ちに行くようになった。失敗しても絶対にあきらめなくなった。浅田選手の場合、トリプルアクセルにしてもトリプルフリップ-トリプルループにしても、練習ではできていることだから、失敗は技術的要因ではなく精神的なものが大きいと思う。ジュニアの頃のように何も考えずいつも通りに跳ぶことができなくなった。それは大人になってきたからで、大人になってきたからこそ失敗を演技中ひきずることがなくなったともいえる。

 スポーツ新聞などでは浅田選手のルッツジャンプへの減点について「悪癖」とか書かれているが、昨シーズンまで同じような跳び方でルッツと認定されて加点までもらっていたのだから、それを修正するのは大変なことだし、いきなり「悪癖」と言うのもどうかと思う。「日本叩き」というような記事も目にしたが、減点されているのは日本の選手だけではないのでこれも間違い。
 間違ったエッジで踏み切ったとテクニカルパネルが判断すると、それがジャッジに伝えられる。ジャッジはGOEを減点しなければならない、とルールにあるのだが減点の幅や評価の仕方が不明確なので、浅田選手の今回のフリーではジャッジによって0から-2まで減点に幅がある。これは、スピードや高さ、流れ、着地といったジャンプ全体の評価をしてからエッジの減点をするジャッジと、エッジが違っているという時点で確実に減点をするジャッジに分かれているからだと思う。

 トリプルアクセルは、昨シーズンやっていたステップをやめて、以前の入り方に戻していた。より確実に跳びたかったのだと思う。残念ながら転倒してしまったが、試合に勝つために自分のこだわりを捨てて、臨機応変に対応できるようになったことも成長だろう。
 そういえばショートでも、冒頭のツイズルをやめてすぐジャンプのための助走に入っていたが、ツイズルのあとのそっと口に手を持っていくところ、好きな振り付けだったのでちょっと残念。

 浅田選手のショートプログラムのステップは、日米対抗のときはレベル4だった。ISU大会で女子がステップでレベル4をとったのは初めてだから、放送でもそのことが強調されるけれど、グランプリシリーズになったらそう簡単にレベル4はもらえないだろうと思っていた。案の定スケートカナダも今回もレベル3だけれど、レベル3で加点がついている。現在の女子選手の中ではトップレベルのステップだと思っていい、というかよくこんなステップ入れてくるなぁという感じ。

 今シーズンから、ステップシークエンスで要求される内容が厳しくなった。浅田選手はこのルールの変化に対応する複雑なステップを構成していて、その分時間がかかるようになった。昨年のSP「ノクターン」のストレートラインステップは約25秒だが、今年は約40秒。2分50秒しかないSPでステップに15秒余計に費やすのは大変なことだ。その分今シーズンから、スパイラルは「最初の3つのスパイラル姿勢」だけが判定の基準となったので、以前よりやや短い時間でこなせるようにはなっている。とはいっても、スピンの姿勢についての要求も厳しくなったので、きっちりこなすためにはやはり時間がかかる。スピンもスパイラルも、回転数や秒数がレベル判定の基準になっているので、きっちりやるためにはそれなりの時間が必要になるのだ。

 女子の選手の多くは、今シーズンはステップに関しては優先順序が低いのではないだろうか。ジャンプをしっかり跳んで、スピンやスパイラルのレベルを上げていると、なかなかステップの内容を充実させることは難しい。カップ・オブ・チャイナのキム・ヨナ選手はショート、フリーともにステップはレベル1だった。今後もう少しレベルを上げてはくるだろうが、腰の様子を見つつスピンのレベルを確実に取る方を優先すると思う。

 いずれにしても、浅田選手のプログラムは密度が濃い。勝つためのプログラムというよりは、成長するためのプログラムというか。そのプログラムの範囲内で、試合ごとに勝つための判断をしていくというのは、悪いことではないと思う。

ケンタロウさんの講演会

 上で料理家のケンタロウさんの講演会のお知らせをしている。私は司会なのだが、この講演会が企画された経緯がちょっと変わっている。

 主催のkk-projectというのは、吉祥寺にある「かっぱの家保育所」の保護者が集まったものだ。この保育所は79年からずっと地域の保育所としてやってきたのだが、東京都が独自に「認証保育所」という新しい制度を導入し、それに対応するために場所を移転することになった。認証の基準に「駅から徒歩5分以内」というのがあったためだ。
 移転には当然お金がかかり、行政の補助や寄付だけではとてもまかなえない。子供を通わせているお母さんたちは「かっぱの家」がとても好きなので、有志が集まって何かできないかと相談をはじめた。

 お母さんの中に、ケンタロウさんのお姉さんがいた。「うちの弟の講演会をやったら人が来てくれるんじゃないかしら」という話になり、じゃあ司会はどうしようということになった。実はお母さんの中に、私の大学のサークルの先輩がいたのだ。「今ちゃんだったらもしかしたら引き受けてくれるかもしれない…」ということで私に話がやってきた。面白そうなので引き受けることにした。

 というわけで、ケンタロウさんも私もノーギャラなのだ。収益はすべて「かっぱの家保育所」に寄付される。私が先輩にお願いしたのは「打ち上げやりましょうね」ということだけ。打ち上げももちろん割り勘。

 打ち合わせでお母さん方にお会いしたとき、まずポスターやサイトのデザインがちゃんとしているのに驚いた。聞いてみたら、やはり保護者のご主人の中にデザイナーの方がいて、無料で引き受けてくれたそうだ。お母さん方もそれぞれに仕事を持っているので、連携が取れていて話が早い。言い換えれば、こういう仕事を持つお母さん方にとって「かっぱの家」のような保育所はとても頼りになるということだろう。だからみんな手弁当で頑張っているわけだ。

 入場料は1200円。もうちょっと高くてもいいんじゃないかと思ったが、ケンタロウさんが「俺なんかの話でお金をいただくのは申し訳ない…」と言うのでこの値段になったそうで、それはそれで笑ってしまった。ケンタロウさんとお会いするのは初めてなのだが、お母さんのカツ代さんとは「暮らしQ&A」で2度ご一緒しているので、最初からいろいろ楽しく話ができる気がしている。
 打ち合わせの段階では私が司会、ケンタロウさんが講演、と分かれていたのだが、たぶん2人で一緒にしゃべった方がケンタロウさんもやりやすいだろうと思ったので、2人でトークする形に変えてもらった。たぶんゆるーいトークになると思う。聞いてみたいことがいろいろある。小林家ではどんなごはんを食べていたのか、とか。

 当日はケンタロウさん直筆のレシピが配られたり、あとロビーでケンタロウさんの本を買ったらその場でサインをしてくれるそうだ。ロビーで本を売るのも「なんだか申し訳ない」と言っていたそうで、お姉さんの頼みとはいえ、いい人だなぁケンタロウさん。

 こういうの大好きなんだよねぇ。関わっている人の誰にも欲が無い。私がやったイベントも本当にそんな感じだった。出てくれた人はみんなノーギャラで、来てくれた人みんなが喜んでくれて、関係者一同大喜び、みたいな。世の中全部がそれではやっていけないけれど、たまには損得のないことをやったっていいと思うのだ。

 まだ席はあるそうなので、お時間のある方はぜひ。当日は、スリングという赤ちゃんの抱っこひもの実演もあります。この「A-isso」のスリングが、いろんな生地があってなかなか素敵。

 12月16日(日)13時から、場所は吉祥寺駅そばの武蔵野公会堂です。詳しくはこちらを。上のバナーをクリックしてもよいです。

高岡はコロッケの街

 はなまるのロケで富山県高岡市へ。

 このところ食べ物で街おこしをしようとするところが増えているが、高岡はコロッケの町なのだそうだ。というわけで朝7時から夕方までずーっとコロッケ。スケジュールには「昼食」とか「休憩」という文字はまったく無く、ひたすら「取材」と「移動」の繰り返しだ。
 小さな街なので移動は問題ないのだが、まぁとにかく朝からひたすらコロッケ。それぞれのコロッケはおいしいのだが、一日中コロッケだけでお腹いっぱいというのもそれはそれで苦しかった。道の駅のフードコートのコロッケ売り場でロケをしたのだが、隣には寿司もそばもあったので、ディレクターのSくんに「あぁ寿司食いてー」「つるっとそばをすすりてー」とわざとつぶやいてみたり。

 コンブが入ったコロッケとか、チョコレートが入ったサトイモのコロッケとかいろいろ食べたが、富山名物白えびが入ったコロッケがおいしかった。生ではなく素揚げにしたものを入れているので、じゃがいもの甘みとえびの塩気がとても合うのだ。
 しかしお腹がいっぱいで、東京に帰ってきても何も食べる気がしない。富山はまた行きたいが、今度はぜひ海産物の取材で行きたい。一日じゅう白えびだったらステキだなー。

圧力鍋はいいな

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別冊エッセ「圧力鍋の絶品おかず」 枝元なほみ 扶桑社

 きのう枝元なほみさんの圧力鍋の本が出ていたので買った。

 私は自分で企画を出して圧力鍋の特集をしたぐらい圧力鍋が好きだ。おいしいし失敗しないしほっとけばいいし、使わないのはとてももったいない。タコなんて圧力鍋以外で煮る気がしないくらいに柔らかくなる。

 私の圧力鍋は、ドンキホーテで何故か買ってしまった国産の安いやつ。たしか3千円か4千円ぐらいだった。それでも十分おいしくできるが、蒸し網がついていない。海外のメーカーの圧力鍋には蒸し網がついていて、下で煮物、上で蒸し物というように2段調理ができる。
 枝元さんの本の中から、簡単そうなので「キャベツと豚肉の重ね蒸し」を作ろうと思ったのだが、これは蒸し網に直接キャベツと豚肉を重ねていくというものだった。ちょっと考えて、家にある100円ショップで買った蒸し器に、やはり100円ショップで売られている裏ごし網を載せれば作れるのではないか。

 というわけでやってみたらバッチリだった。自分が作ったやつは写真を撮らずに食べてしまったが、裏ごし網をひっくり返したらなんだかキャベツのケーキみたい。

 本では下に残る蒸したあとの汁も捨てずに使うスープのレシピが載っている。豚肉とキャベツからいいダシが出ているのだ。私も蒸し汁は絶対に捨てない。蒸し鶏の汁とか。
 汁は軽く濾してとっておき、今朝そのダシで味噌汁を作った。具は豆腐の切れっぱしと白菜の切れっぱしと冷凍してあるぶなしめじとネギ。肉は入っていないのに、ダシに肉のうまみが出ているので味は豚汁。おいしい。

 今度はなまるでまた圧力鍋の特集をやるらしい。残念ながら担当は私ではなく旗本アナなのだが、はたもっちゃんは取材ですっかりはまって買ってしまったらしい。わかるわかるその気持ち。

アノニマ・スタジオお披露目

 アノニマ・スタジオの移転お披露目パーティーへ。

 以前にも書いた気がするが、私はパーティーが苦手だ。私の周囲の人は、私がパーティーが苦手だとは思っていないと思うが。
 もともと日々人に会う仕事だ。しかも1回きりの人が多い。ただでさえ忘れっぽいので、とてもじゃないが全員を覚えてはいられない。仕事で会う人だけで手一杯なのだ。なのでパーティーのような、一度にたくさんの人に会う場所はとても苦手。でも、出ないわけにもいかなかったりする。

 一応テレビに出ているので、食べ物や飲み物を取りに行ったときに声をかけられる。「いつも見てますよ」と親しげに話しかけてくれるが私の方は初対面。名刺を渡されて、その人の仕事について聞かされたり、「○○さんと知り合いなんですよ」と言われたりするが、その仕事と私とはあまり関係が無かったり、○○さんは面識の無い同業者だったり。
 一応話は聞き、相槌も打つが、そういう形で出会った人と関係が続いたことは無い。向こうは大抵の場合、番組で何かを紹介してもらいたいのだが、私にはそんな権限は無いし、そもそも紹介のしようがないものだったりする。

 これが一人じゃなくて何人もだからどうしても疲れる。知っている人がいればいいけれど、知らない人ばかりのパーティーは本当にダメだ。積極的に自分から話しかければいいじゃない、と言われたこともあるけれど、そもそも知らない人に話しかける理由が無い。これ以上出会いを広げるために頑張ろうという気が起こらない。

 でも、アノニマ・スタジオのパーティーには喜んで出かけた。他ならぬタンちゃんの新しい門出だし、知っている人もいっぱいいるだろうし。
 ちょっと遅れて着いたのだが、やっぱり久しぶりにいろんな人に会えた。ランディさん一家とか、高山なおみさんとスイセイさんとか、田中さんとトムとか。

 新しいアノニマ・スタジオの1階には立派なキッチンがあって、スペースも広いのですぐにでも飲食店が開けそうな感じだ。そのキッチンで「イタリア料理の本」の米沢亜衣さんが料理を、内田真美さんがスイーツを作って来場者にふるまうという、とてもぜいたくなパーティーであった。といっても食材は決してぜいたくではなかったけれど。

 高山さんと話をしていると、ふと高山さんが私の皿に乗っていた食べかけのキッシュを指差し「それちょっともらってもいいですか」と聞いた。テーブルの上にはまだ同じものがあったので「?」と思いつつも「食べかけですけど…」と言ったら「せっかくだから全種類食べたいんだけど、全部ちゃんと食べると全種類食べられないからちょっとだけ食べたい」ということであった。なるほどー! さすが料理家!

 米沢さんの本はとてもどっしりした本だったので、なんとなくイタリアのマンマのような体型の方を想像していたのだけれど、ご本人は色白でほっそりとしていらした。でも料理はどっしりと地に足がついている感じで、素材が全部活きていた。おいしかったー。内田さんの甘いものもおいしかったなぁ。

 たくさん人がいて、もちろん知らない人もいたのだけれど、とてもくつろげるいいパーティーだった。場所がいいし、料理がいいし、集まっている人がいい。誰一人として業界風の人がいなかった。こんなパーティーもあるんだな。

カップ・オブ・チャイナ 女子

 去年のキム・ヨナのショートはずいぶんと大人っぽかったけれど、彼女が今持っている清楚さとか品の良さを出さないのも残念だなと思っていた。だから今年のショートはとてもいいと思う。コーチのブライアン・オーサーも男子選手としてはとても品のある選手だったので、合っているのではないか。

 フリーで素晴らしかったのは、冒頭のコンビネーションはもちろんだが、トリプルループをしっかりと決めたこと。ジャンプを強化してきたのがわかった。ただ、解説の荒川さんも言っていたが、腰の調子がよくないのではないだろうか。フリーではスピンにビールマン姿勢が無かったし(レイバックの姿勢もほんのちょっとだけ)スパイラルのビールマン姿勢もややゆるかった。ショートでは必ずレイバックスピンをやらなければならないので入れていたが、やはりビールマン姿勢が不安定だった。
 ただ、それをカバーするべくスピンのポジションを増やしていたので、おそらく一時的なものではなく、シーズンを通してなるべくビールマン姿勢をとらない方向なのかもしれない。
 現時点で5種類のジャンプをきっちり跳べるという部分では浅田選手よりも上だが、今シーズン浅田選手はステップやスピンのレベルを上げてきた。それぞれにいいところも足りないところもあって、いいライバルだと思う。

 村主選手はキム・ヨナ以上に腰が固いので、今のルールの中でレベルを上げるのにとても苦労している。だからジャンプは確実に決めなければならないのだが、ジャンプを全部降りるのは体力も精神力もいるので、これも村主選手には大変なことだ。昔からルッツジャンプがインサイドエッジなのでやはりとられてしまったが、もうこれは直せないと思うので、とにかくプログラムの中のジャンプを一つでも多く降りること。3トゥループから2アクセルのシークエンスとか、苦手なサルコウジャンプに挑戦しているので、なんとか全部試合で決められるといいのだけれど。

 カロリーナ・コストナーが3月の世界選手権のショートで見せた演技は素晴らしかった。流れるようなスケーティング、というけれど、ジャンプを含めた全ての要素が途切れることなく流れていくのが彼女の魅力。ただ、ジャンプをひとつ失敗してしまった途端に、演技全体の流れも途切れて元気が無くなってしまうのが残念なところ。

 キャロライン・ジャンは、3回見たら慣れてしまった。「すごい」と「すばらしい」は違うし、「やわらかい」イコール「美しい」でもない。今でも点数は出るけれど、年齢としてはジュニアだし、スケーターとしての魅力はこれから出てくるはず。心配なのは身長が伸びるかどうか。

 今大会は男子のメンバーがすごいので、そっちの方が盛り上がると思うが地上波の放送は残念ながら無し。

やるじゃんホタテ

 とくまる「ホタテ」オンエアのあと、スタジオでディスプレイしたホタテがとてもおいしそうだったので持って帰った。大量にあったので、みかちゃんに「ホタテいらない?」と電話して持っていったりして。

 岡江さんが無類のホタテ好きだったので、大量の殻付きホタテを見て「ああー、もらって帰りたいけど今日仕事なんだよねぇ」とかなり残念そうであった。そういえば岡江さんの娘さんは女優の大和田美帆さんだが、スタジオで岡江さんがいきなり「娘に帆立の帆ってつけちゃった」と言ったので本気で笑った。本当はヨットの帆、なのだが説明してもわかってもらえないので途中から帆立の帆、と言うようになったそうだ。
 出演者が何を言うかはいつも全然わからないのだが、岡江さんは本当に全然わからない。そしていつも「そこ~!?」とビックリするので面白い。

 ホタテのしゃぶしゃぶとバターソテーは数回家で試してみたが、しゃぶしゃぶは今後私の定番鍋になること間違い無しだ。放送では「絶対に雑炊にして」と言ったが、もし雑炊にできなくても汁だけ取っておいて、翌朝わかめとかしめじとか入れてさっと煮立てればスープになるし。
 とはいえ両方ともちょっと飽きたので、持って帰ってきたホタテは殻ごと焼いたり、家にあった大根と干し椎茸と一緒に煮付けたりした。剥き身の貝柱は冷凍庫へ。

 先日、節約主婦の和田さんの取材をしてから、食材をムダにしないで使い切れるようにするクセがついた。キノコは冷凍して、ホタテしゃぶしゃぶの具にしたり、味噌汁の具にしたり。他にはしゃぶしゃぶ用の豚肉を買ったら、その日の分の肉を取り分けたら、残りをちょっとずつ冷凍して、後日しょうが焼きにしたり、豚丼にしたりしている。

 人生において「やりくり」というものをほとんどしてこなかったので(常に行き当たりばったり)たとえ冷蔵庫の中の食材のことであっても、やりくりを学んで実践するというのはとても貴重な経験だ。それにやりくりってなんだか楽しい。ただ消費するよりも創造性がある感じ。

 しかしホタテって飽きないな。今さらながらホタテの実力再発見だ。やるじゃんホタテ。

日米対抗 女子の感想

 水津選手は、練習でも本番でもとても緊張しているように見えた。緊張というだけでなく、恐縮に近かったかもしれない。自分以外の3人は世界選手権のメダリストだし、対抗戦だから足を引っ張っちゃいけないし、などといろいろ考えてもおかしくない。この試合に出たいと思っているジュニアの選手はたくさんいるだろうが、出ることになったらそれはそれで選手にとっては大変なことだ。
 そういう状況でとても頑張ったと思う。3サルコウがダブルになったが、そのあとあきらめずに2つめの3ループも3トゥループも降りた。ややスピードが無かったし、表情も最後まで固かったけれど、それはこれからの課題だから今回はいいと思う。演技が終わってキス&クライに帰ってきて、ようやく笑っていたけれど、心の底からホッとしたんだと思う。

 安藤選手は最初のコンビネーションジャンプ、2つめのループジャンプを踏み切るところでエッジがすっぽ抜けて転倒してしまった。このままやめてしまうと対抗戦もへったくれもなくなってしまうところだったが、安藤選手は「演技をやめるつもりはなかった」そうだ。実際立ち上がって演技を続けようとしたが、転倒で時間を使っている間にどんどん要素が抜けてしまったので、演技を中断してレフェリーの指示を仰いだのは正しい判断だったと思う。
 コンビネーションのあとから演技を再会し、ステップからの3フリップを降りたのはさすがだった。あの短い助走で、しかもステップを入れながら3フリップを跳べる女子選手はそうそういない。
 万全な演技ではなかったが、選曲、振付、衣装のトータルで、安藤美姫という選手の個性が確立されてきたのが見えた。モロゾフコーチの示した方向性を、安藤選手がちゃんと理解して頑張っているのだと思う。わかりやすく言うと「やらされているように見えない」ということ。これは簡単なようでとても難しいことだ。

 浅田選手のショートプログラムはタチアナ・タラソワの振付。こちらはまだ「やらされているように」見える部分がある。ただ、そのやらされていることの内容がすごい。体の使い方、特に上体の動かし方が3月の世界選手権とは見違えるほどに大きくなったし、大体にして体つきが変わってしまった。あとでテレビで見たらそうでもないように見えたが、とにかく公式練習でリンクに降りてきて、上着を脱いだ瞬間にビックリしたのだ。背筋が明らかについた。相当なトレーニングをしてきたのだと思う。
 練習では決まっていたコンビネーションジャンプが抜けてしまったのは残念。あと、3ルッツに入る手前のカーブを今までよりも急にしていた。今シーズンからエッジの正確さも見られるようになったのでそれに対応したのだと思うが、踏み切る瞬間のエッジがどうしてもインサイドエッジに見える。今回の試合ではルッツ判定だったが、これからの試合でどう判定されるか。それからストレートラインステップがレベル4と判定されたが、ISU公認試合とはいってもお祭りのような試合だから、やはり今後の試合ではレベルが下がるかもしれない。
 とはいえ全体的にものすごく密度の濃い演技だった。タラソワコーチは「練習でできる」イコール「試合でできる」の人だし、できると思った選手にはこれでもかこれでもかと要求するから、こういう内容になったのだろう。これを自然にこなせるようになったらすごい。

 村主選手にこの時期フリーを滑らせるのはちょっと酷だなーと思ったが、新しいプログラムが見られるのは嬉しい。去年のフリーの曲も彼女らしくて好きだったが、今年のピアソラの「オブリヴィオン」も、ああ村主選手だなぁという選曲。こういう曲で滑る女子選手はもうほとんどいないので、村主選手には納得のいくまで自分のスケートを続けて欲しいと思う。
 練習の拠点をロシアに移したのは、新横浜では選手が多すぎて練習時間が取れないからだそうだ。そういうところもやっぱり村主選手。

 アメリカの2人の選手、キャロライン・ジャン(大会パンフレットではザンとなっていた。ZHANGだからジャンよりはまだザンの方が近い気がするけど)と長洲未来選手については、こちらこちらに書いた。浅田選手についても書いたのでよかったらご覧ください。

ホタテおいしいな

 明日のはなまるマーケット、とくまるのテーマは「ホタテ」。

 取材資料の中に「全国県庁所在地のホタテ購買金額ランキング」というのがあって、青森市がダントツの1位であった。2位札幌の2倍。青森はホタテの養殖が盛んで、確かにホタテは安い。今はどうか知らないが、昔は各家庭に大きなホタテ貝の貝殻があって、ちょっとした鍋代わりに使っていたものだった。といっても作られる料理は限られているけれど。

 そんなわけで私はホタテを見ても別になんとも思わないし、好きでも嫌いでもなかった。東京で暮らすようになってからは、それまで食べたことのなかったいろいろな貝が食べられるようになったので、わざわざホタテを食べることも無かったし。
 今回取材で結構ホタテを食べたが、ちっとも飽きなかった。こないだの「コロッケ」のときには、一日で10個ぐらいコロッケを食べて、もう当分コロッケはいらないや、という気分になったが、ホタテはあっさりしているので平気。というより、あらためて食べたらホタテっておいしいなー、と今さらながらホタテを見直してしまった。

 今回はソテーとかホタテのしゃぶしゃぶとかシンプルな料理を紹介するのだが、しゃぶしゃぶが簡単でおいしくて、家でもやってしまったほど。今度青森に帰ったら親にも教えてあげよう。

 ところでまるまるひと月書いてないなぁ。過去の分もぼちぼち書いておかなくちゃ。

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