はじまりました
さて、今日からテレビ東京(をはじめ全国20局で放送されているそうだ。知らなかった)の「レディス4」での仕事が始まった。帯番組で女優の大島さと子さんとご一緒だ。
この話が決まったとき、周りの人には「メインじゃないですかー」と喜んでもらったのだが、私にとってはメイン司会かどうかというのはそんなに大事なことではなかった。「ウソでしょー」という人がいるかもしれないが本当だ。
私がこの番組の話をいただいていちばん嬉しかったのは、ここ数年「はなまるマーケット」や「暮らしQ&A」でやってきた生活情報番組の経験が全部活かせる番組だったことだ。そして、メインということで思ったのは、たくさん画面に出るから嬉しいとかいうことじゃなくて、毎日オンエアがあるので暮らし(収入やスケジュール)が安定するのはありがたいな、ということであった。
司会だろうがリポーターだろうが理由があってそこにいる。それは出ている人に限らず関わっているすべての人に言えることだ。司会は大事な仕事だが、リポーターの仕事がそれより軽いとは一度も思ったことがない。
番組はこの話が決まる前からよく見ていて、空気が温かくていいなぁと思っていたし、やっている内容も自分がやってきたことと似ているので、引き受けるにあたって不安は無かったのだが、いざやってみたらやっぱりいつもの自分というわけにもいかなかった。そこにいる状態が今までの自分とは違うんだからしょうがないし、こればっかりは回数を重ねるしかない。
焦らずこう思えるようになったのは経験を重ねたからだ。ちなみにこれで、すべての東京キー局で生放送の情報・報道番組を経験できることになる。経験ってこういうときに自分を助けてくれるんだなー。
そして驚いてしまったのは大島さんがものすごくちゃんとしていること。テレビを見ていてそれはわかっていたつもりだったのだが、私が何かフォローをするとかいうことが全然無いし、それは無理をしているのではなく普段からそういう仕事の仕方だというのもやっていてわかった。
出演者、あるいは番組の内容をフォローするというのはアナウンサーの仕事の中でも大事なもののひとつだと思っていて、事実今まではそうだった。もちろんきょうだってそのつもりだったが、私が慣れていないということを差し引いても、フォローすることなどなかった。きょう何が慣れなかったといえば、この「フォローすることが無い」という状況だろうか。それでいて別に威圧的でもないし、むしろ「大船に乗ったような気持ち」にさせてもらった感じというか。
ところできょうは心理占星術の鏡リュウジさんがゲストだったのだが、タロット占いで私が「この1年大島さんといい番組ができるかどうか」ということで引いたカードが「悪魔」であった。CM中、鏡さんが「あるタレントさんが本番中に引いたカードが悪魔で、空気暗くなっちゃって」という話をして、私も「そりゃ大変ですねー」なんて言っていたらまさにその状態になってしまった。鏡さんはプロだからちゃんとフォローをしてくれたのだがフォローが長くならざるを得ず、大島さんの占いをやる時間が無くなってしまった。
あとで聞いたらサブのスタッフは大爆笑だったそうだ。私もやりながら「なんでこれを引くかなー」とおかしくなってしまった。
きょうは本番中楽しかったのだが、まだいろんなことに慣れていないので心の底から楽しいというわけにもいかなかった。あのスタジオにいることが当たり前になったら、もっと楽しいと思うし、もっといい空気が作れると思う。
というわけで午後4時からの「レディス4」をぜひごらんください。
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