何やってんだか
出かける前に「ピンポン」を見ていたら、小泉さんが「衆議院で補正予算の再議決をやるなら欠席する」と明言したことについて、あーでもないこーでもないといろんな話が出ていた。
私はものすごく単純な話だと思う。次の選挙で息子を勝たせたいだけだ。
このまま選挙を戦ったら、いくら小泉の息子でも実績が無いから負けるかもしれない。だから、私は違うと世間に向けて改めて言わなければならない。
舛添さんが「言うならもっと早く言うべきだった。too late(なんでここだけ英語なんだか)ですよ」と言っていたが、ここまで麻生政権がダメになったから今言わざるを得なくなっただけなのであって、小泉さんはたぶん、その後の政界再編などには別に興味はないだろう。だから懲罰覚悟なのだ。
それにしても、小泉さんってこういう嗅覚はするどいなぁ。日本で話題作りをして注目させておいて、遠く離れたモスクワで確信的なことを言って、自分は今の政権とは違うという姿勢を見せる。目的が息子の当選だからまったく評価しないけれど。
でもねぇ。小泉改革ってのは本人がおっしゃった通り「痛みをともなう改革」で、今その痛みがいろいろなところに出ているわけだ。それは今回のみぞゆうの、じゃなくて未曾有の経済危機が起こる前からのことだった。そんな中に経済危機が起きた。事態はひどくなる一方で、回復のきざしはまったく見えない。
そんな危機的な状況なのに、会見で居眠りする大臣も、それをかばう総理大臣も本当に情けなく思うのだが、誰よりも、この状況を作った当事者が、国のためでも国民のためでもなく、ただただ自分の息子の当選のためだけにあれこれと動いているのって、もうどうしようもなく腹立たしい。何やってんだか。
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