ガラスの仮面最新巻
「これまでいちばん繰り返し読んだ本は」と聞かれたら、ちょっと恥ずかしいが「ガラスの仮面です」と答えることになる。少女マンガ界の歴史に残る、大河ドラマのようなマンガだ。
ものすごく好きかと言われたらよくわからない。でも、一度読み始めたら止まらないのは確かだ。何故繰り返し読んだかというと、部屋の模様替えとか引っ越しの準備とかのたびについ手に取ってしまったが最後、少なくとも5巻ぐらいは読まずにはいられないからだ。亜弓さんの家で飼っている犬の名前がアレクサンダーだということまでうっかり記憶してしまった。
去年引っ越したときに、私はほとんどの本を処分した。もちろん「ガラスの仮面」もだ。前に住んでいた部屋に引っ越したとき、天井まである本棚を買った。それまで持っていた本やビデオテープを全部そこに収納したのだが、その9割以上を、住んでいた7年もの間まったく見なかった。去年引っ越しを決めたときに、7年見なくて困らないのなら一生見なくても困らないんじゃないかと思った。だから思い切って全部処分した。
引っ越して半年以上過ぎた。「あれ捨てなきゃ良かった~」と思ったことはただの一度も無い。これはいい経験であった。
私は電車の中で読むために、常に何かしら本は持っているのだが、もう部屋に大きな本棚を置くのはやめて、小さな棚だけを置き、そこがいっぱいになったら処分することに決めた。半年でほぼいっぱいになったので、こないだ近所の古本屋で引き取ってもらった。
本に限らず、部屋に物を置かないことにしたので、部屋が散らからなくなった。多少散らかっても30分で片付けられる程度だ。40歳になって、やっとこういうことができるようになった。これまでの自分の片付けられない人生を考えると、本当に夢のようだ。
話がずれた。「ガラスの仮面」43巻を買った。42巻も買って読んだがいつだったか覚えていないぐらい久しぶりに読んだ。相変わらずマヤは追い込まれないと役が掴めないし、亜弓さんは超人的なトレーニングをしているし、桜小路くんはマヤが好きだし、速水さんは紫のバラの人だ。30年前からずっとこうだし、30年間これで引っ張り続けられるのってすごい。
桜小路くんが携帯を持っていて、待ち受け画面でマヤへの思いがばれたりするところは一応現代風だったりするが、桜小路くんとマヤのデートが一緒にバイクに乗って、みたいなところは猛烈に古い。
でもいいのだ。みんなこの物語がどう終わるのかが見たいのであって、細かいところはどうでもいい。
以前テレビ番組で、美内すずえ先生は「ラストはもうずっと前から決まっている」と言っていた。ストーリー展開は詳細にメモがされてあって、でもラストのメモは見せなかった。
私が美内先生にお願いしたいことは、とにかく生きてるうちに完結させてくれ、ということだ。姉が読み始めたのでうちにあったから自分も読み始めただけで、ファンかと言われるとどうだかわからないのだが、とにかく新刊が出れば買わずにはいられない。
最近あまりマンガは買わないのだが、「ガラスの仮面」を買うために久々にコミック売り場に行ったら、佐々木倫子さんの「チャンネルはそのまま!」を見つけたので買ってきた。読んでみたら、北海道のローカルテレビ局の報道部を舞台にしていて、でも大バカで大笑いした。
このマンガでは記者とアナウンサーは別の扱いになっているが、私が入社した局では記者とアナウンサーはイコールだったので(イコールじゃないな、記者の仕事プラスアナウンサーの仕事もあったから)なんか「わかるわかるー」みたいな感じ。そしてこの感じはキー局のアナには絶対にわからないであろう。
とにかく「ガラスの仮面」の最新巻は、あっという間に読み終わってしまった。なんでもいいから早く続きが読みたい。


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