インチキ寿司屋
昨日、夜11時過ぎにうちの近くのスーパーに寄った。マグロ3切れとサーモン3切れの刺身が半額になっていたので買った。そのまま食べてもおいしくはないが、漬けにしたら明日食べられるなぁと思ったからだ。
残った刺身はぜひ漬けにして欲しい。酒とみりんを同じ量、耐熱容器に入れて電子レンジで湯気が立つまで加熱する。冷めたらアルコールが抜けるので(この作業を煮切る、という)同量のしょうゆを加えて刺身を浸す。昆布の端っこなんかを一緒に入れるとよりおいしい。
この、酒とみりんとしょうゆが1:1:1という割合は、一晩漬けて食べる用だろうか。2~30分で食べたいなら、しょうゆの割合を5ぐらいに増やしたらいいと思う。
話は戻るが。
この2日、たまたま「女ひとり寿司(湯山玲子著、幻冬舎文庫)」という本を読んでいたのだが、きょう読み終わってみたらものすごく寿司が食べたくなった。寿司屋に行ってもいいし寿司を買って帰ってもいいのだが、家の冷蔵庫には漬けにした刺身が6切れある。
うーん、と悩んで、家で寿司を握ることにした。5年ぐらい前、「寿司アカデミー」というところの一日寿司講座に行って、握り方を教わったことがある。でもそれ以来一度もやっていなかった。久し振りに握ってみようかと思った。
ここからがバカだなぁと我ながら思うのだが、漬けのにぎりだけじゃさみしい気がして、つい帰りに小さなパックのウニとイクラを買ってしまい、このネタは軍艦だなと海苔まで買ってしまった。何やってんだろう。握り手が素人なのに高くついてるじゃん。
ほんのちょっとの握りのためにごはんを炊くのも面倒なので、電子レンジで3分加熱するごはんを買った。もはやこの時点でうまい寿司になるわけはない。あとたまたま、間違えて買った寿司酢だったという酢があったので、混ぜて酢飯を作り、久しぶりに握ってみた。
酢飯はべちゃっとしていたし(当たり前だよね)ネタは刺身用に切ってあったので小さい割に分厚く、不格好な寿司になった。
でも、ネタそのものは漬けだったのでなんとかなった。もちろん寿司屋で食べるようなものではないが、思いのほかパクパク食べてしまった。
もし外国に行くことがあって、その土地の人に「どうしてもスシが食べたいよー」と言われたら、なんとか最低限のことはできる気が一瞬した。私は残った刺身を昆布締めにしたりもするから、この漬けと昆布締めの力でなんとかなりそうな。
なーんてね。まぁそんな機会は無いしやる気もない。私なんかが握った寿司を「オー!ジャパニーズスシ!」だと思って食べたら不幸だもん。
さて、ここ数日のブログで、私が失礼だと思うメールについて書いたのだが、わざわざその失礼さを全部丁寧にやったメールが届いた。スケートの話はほぼゼロ。
このタイミングで何故だろうと2秒思ったがすぐにわかった。これだけ失礼なメールを送れば、私がブログで公開すると思ったんだろうなぁ。
あのですねぇ。私が公開したメールは、自分のメールが失礼だとも思っていないし、まさかブログで公開されるとも思っていなかったから、悪気のない失礼があからさまになっていて、そこがわかりやすかったんです。だから公開したわけですね。たとえ書いた本人に悪気は無くても、見ず知らずの相手にとっては失礼なんだということをわかって欲しかったので。
最初から悪気があって失礼なメールは、申し訳無いんだけど読む理由もないし面白くもなんともないのですぐに削除しています。だからもう内容も覚えてません。
このブログに載って話題になることを期待していたのでしょうが、私はちゃんと選んでいます。もう20年近く、アナウンサーとして顔と名前を出して仕事をしているので、伝える情報を選ぶという姿勢が身についています。伝える意味の無いメールは載せません。
私にあんなつまんないメールを送るための時間を、どうか自分のために遣って下さい。私は元がん患者です。いつまで生きられるかはわからないので、長生きするつもりがない人生を送ってきました。だから、時間の無駄遣いはしたくはないです。でもこれって、誰の人生にも言えることでしょう。
明日交通事故に遭うかもわからないし、いきなりガンが見つかるかもしれない。人生の時間は限られていて、健康な毎日が続くとは言い切れないのです。ですから、限られた自分の人生の時間は、私なんかにどうでもいいメールを送るぐらいなら、どうぞ自分のために遣ってくださいな。
後半おかしな文体になりましたが、以上。
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