アラフォー ユーロビート
テレビから流れてきた曲に「あ、懐かしい」と反応してしまった。
そんなCDが売られるということは
CDの作り手に同世代の人がいるということだろう。
いま41歳。
まさにアラフォーなので
ユーロビートで踊っていた世代だ。
そもそも
「ユーロビート」っていう言葉自体
上に5年ずれても下に5年ずれても
ピンとこないんじゃないかな。
「今泉さんも昔クラブとか行ってたんですか」と
若いスタッフに聞かれたことがあるけれど、
その頃はまだクラブじゃなくてディスコだった。
バブルがはじける直前だから、ディスコのほんとに最後の時代。
ディスコ、っていう言葉を
口にしたり文字にしたりするだけで
なんだか気恥ずかしい思いがある。
そういえばperfumeには
ワンルームディスコとかチョコレイトディスコという曲があるけれど
あれって
古くて新しい、みたいなことなんだろうか。
公務員をしながら夜に大学に行っていた、という話をすると
「苦労したんですねぇ」と言われてしまうのだが
実のところそんなに苦労した記憶はない。
青山学院大学の第二部は
4年間青山キャンパスで授業が受けられるので、
夜9時に授業が終わったら毎日渋谷に直行していた。
言い換えると
ほぼ毎日飲んでいた。
居酒屋の方が好きで
ディスコはみんなが行くなら行く、ってな感じだったんだけれど、
それでも
ハロウィンの時期には
わざわざ仮装して
六本木のディスコをはしごしたりしたっけなぁ。
コックさんの格好をして
フライ返しの柄の鍋つかみを左手にはめたりして。
格好がダサい(当時はそういう言い方をした)男子は
ディスコに入店させてもらえなかったのだけれど、
ハロウィンの時期は
面白い仮装をしていればわりと平気だったのだ。
若かったし
身長は今と変わらず低かったので
知らないお姉さんに「カワイイ~」とか言われて
お立ち台にひっぱり上げられたりした。
でも
当時求められている男は
そういうカワイイ男ではなかったので
決してモテているわけじゃなかった。
ディスコに通っていた頃の自分を
バカだったなーとは思うけれど
否定はしない。
そんな時代だったんだから
時代の端っこぐらいは味わっておいて良かった。
あんな時代、二度とやってこないだろうから。
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