さあどうなるか
浅田選手は、もちろんノーミスで金メダルだったら文句無いけれど、正直なところ今回の五輪までに選手として完成しなかったと思う。完成しなかった、というのはマイナスの見解ではなくて、五輪で金メダルを争うような選手なのにまだ伸びしろがある、ということ。
浅田選手がどういうスケーターになるかは、ソチ五輪まで待たなければならない。つまり、あと4年、浅田選手の成長を楽しむことができる。
みんなノーミスで、満足がいく内容の演技をしてくれたらいいなぁ。
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浅田選手は、もちろんノーミスで金メダルだったら文句無いけれど、正直なところ今回の五輪までに選手として完成しなかったと思う。完成しなかった、というのはマイナスの見解ではなくて、五輪で金メダルを争うような選手なのにまだ伸びしろがある、ということ。
浅田選手がどういうスケーターになるかは、ソチ五輪まで待たなければならない。つまり、あと4年、浅田選手の成長を楽しむことができる。
みんなノーミスで、満足がいく内容の演技をしてくれたらいいなぁ。
男子ショートの結果を見て思い出した。トリノ五輪の女子ショートのことだ。
ショートで1位に立ったのはアメリカのコーエン。2位はロシアのスルツカヤで、3位が日本の荒川選手だった。
コーエンはノーミスの完璧な演技をした。スルツカヤと荒川選手は、トリプルトリプルを予定していたが、ともにトリプルダブルに変えた。上位6人の点数はこうだった。
66.73 コーエン
66.70 スルツカヤ
66.02 荒川
61.75 村主
59.40 マイズナー
57.90 ゲデバニシビリ
上位3人が頭ひとつ抜けていて、3人の点差はわずか。3位は日本の荒川選手で、ちょっと点差は開くが4位も日本の村主選手だった。
フリーの滑走順は、コーエン、荒川、スルツカヤの順(間に他の選手がいたが)。ノーミスでフリーをやったことがないコーエンは6分間練習から動揺していて、フリーではジャンプで2度転倒した。荒川選手の演技については言うまでもない。そしてスルツカヤは、いちばん得意なトリプルループで転んでしまった。
さて、きょうの男子ショート。
復活したロシアのプルシェンコは、高い4回転+3回転をはじめ、ジャンプは全部飛びきったが、あとはおまけみたいな演技だった。ステップはエッジが浅く、パタパタしていてスピードが出ない。
日本の高橋選手は、コンビネーションジャンプの最初のフリップの着地がちょっと詰まってしまったが、全体としてはきちんとまとめて、特にステップシークエンスはステップだけじゃなく、上体の動きや表情までの全てが表現になっていた。ストレートラインステップはレベル4だったそうだ。
アメリカのライザチェックは、全ての要素をこなして完璧な演技をした。神がかり的といってもいいような演技で、まだショートプログラムなのに演技終了後泣いていたほどだ。
さて順位。
90.85 プルシェンコ
90.30 ライザチェック
90.25 高橋
84.85 織田
84.63 ランビエール
82.10 ウィア
さっき書いたトリノのときの文章の、名前を入れ替えるだけでいいという結果になった。
上位3人が頭ひとつ抜けていて、3人の点差はわずか。3位は日本の高橋選手で、ちょっと点差は開くが4位も日本の織田選手だった。
ついでに言うと、トリノのではショートを終わって8位が安藤選手だったが、今回は小塚選手が8位。あと、上位3人のフリー最終グループの滑走順は、ライザチェック、高橋、最終演技がプルシェンコ。アメリカ、日本、ロシアでロシアが最終滑走という順番も同じ。
まぁ、これは今回のフリーの演技とは直接関係無いことだ。でも、それぞれの順位や立場において考えざるをえないことに差があるという意味では、トリノの女子ととても似ている。
プルシェンコは自分では完璧な演技をやり、高い点数も出た。でも終わってみたら、4回転をやっていない選手が、自分とそれほど変わらない点数を出していた。きっと点差が少ないのに驚いたと思う。だから演技後の会見で、4回転にこだわった発言をしたんだろう。
ノーミスの演技をしたにも関わらず、プログラムコンポーネンツはランビエール、ライザチェック、高橋、さらに7位のパトリック・チャンよりも低い5番目だった。プログラムコンポーネンツは今から対策を立てることができない。他の選手がこの3シーズン頑張ってきたこととはっきり差がついてしまった。だからこそ、ジャンプでは絶対にミスができないと思っているだろう。4回転を決めるのは当たり前で、それ以外の全てをやらなければ勝てない。
ライザチェックは素晴らしい演技をした。感激して涙を流していたが、まだフリーがあるのだから、泣くのは早いと正直思った。
彼はきっと、きょうのような演技をフリーでもやろうと思うだろう。そしてやらなければならなくなった。全米選手権でライザチェックに勝って優勝したアボットが、ジャンプのミスを連発してメダル圏外に去った。昨シーズンの世界チャンピオンとして、そしてアメリカの代表として、絶対にメダルは持って帰らなければならない。
決してジャンプが得意なわけでもないし、スピンが得意なわけでもない。トータルバランスに優れているのがライザチェックだ。取りこぼしができない、絶対にミスできないことは自分がよくわかっているだろう。だから、きょうのような演技ができたことに涙したのだ。
高橋選手は、今シーズンいちばんの演技をした。でも本人のベストではなかった。フリーでは自分のベストの演技をするのが目標だと思うし、実際「メダルとか順位はともかく、きょうみたいに自分の演技を」とインタビューで言っていた。
復帰できるかどうかわからないまま必死にリハビリをして、やっと氷の上に戻ってきた。いちばんの目標は「コーチを泣かせること」だそうだ。そして今年のフリーの作品は、コーチだけでなくたくさんの人を感動させられるような、素敵で素晴らしいものになっている。
4回転は練習でも調子が上がっているそうだから、きっと挑戦するのだろう。でも、目標はそこではない。スケーターとして集大成になるような、たくさんの人の心に残るような演技を目指しているんだと思う。順位がどうだろうと、そういう演技をしてくれたら、きっとみんな満足だ。
いろいろ書いてみたが、さあどうなるか。私が楽しみなのは、高橋選手とランビエールのフリーだ。どちらも素晴らしい作品だから、点数とか順位はともかく、滑りきって踊りきってくれたら嬉しい。
バンクーバー五輪が始まったのだけれど、我ながらとても冷静なのが不思議。トリノのときはもうちょっとドキドキしていた記憶がある。
世の中が盛り上がるずっと前からフィギュアスケートのことを書いてきた。フィギュアスケートを知って欲しいと思っていたからだ。以前のブログを読み返してみたら、今なら信じられないようなくどい書き込みがあった。2004年の全日本選手権。
グランプリシリーズにはジュニアもある、と書いたが、ジュニアのグランプリファイナルで優勝したのが現在中2の浅田真央(まお)選手だ。今年、やっとジュニアの試合に出られる年齢になったのだが、出場した2試合で優勝し、ファイナルもトリプルアクセル(3回転半)を決め2位に圧倒的な差をつけて優勝した。ジュニアの試合に出た途端圧倒的な強さで世界一になったのだ。
その真央ちゃんには舞ちゃんという高1のお姉さんがいて、彼女もトリプルアクセルが跳べる。舞ちゃんは、頭が小さくて手足が長くてしかも美人で、今までの日本選手の中で一番「日本人離れ」している。こんな美人の高校生はちょっといないよねぇ、という感じだ。
さらには女子で世界初の4回転を跳んだ安藤美姫(みき)選手がいて、グランプリファイナルに残った恩田美栄(よしえ)選手がいて、伊藤みどり以来のトリプルアクセルを成功させた中野友加里選手もいる。
去年の四大陸選手権で優勝した太田由希奈選手がケガで欠場しているのだが、それでもこんなにいるのだ。世界中がどうして日本にこんなに能力の高い選手がいるのか、と驚くような事態になっている。
本当にこの頃は、フィギュアスケートの選手なんて知る人ぞ知る、という感じで、選手の名前やジャンプにいちいち振り仮名をつけなければならないような感じだった。会場は新横浜スケートセンターで、チケットは簡単に取れた。代々木第一体育館やなみはやドームのチケットが取れない時代がやってくるだなんて、考えられなかった。
そういやいちばん最初にスケートのことを書いたのはいつだっけと思い、ほったらかしの自分のサイトを見返してみた。「アナ話」を始めたのは2002年で、スケートの話はこの年の12月に初めて出てくる。ものすごく淡白で笑ってしまった。
12/23
昨日の深夜「全日本フィギュアスケート選手権」を見た。
昔ちょっとだけやっていたので、試合は今でもよく見るのだが、昨日は驚いた。日本の女子がすごい事になっている。
12歳の選手が3回転+3回転+3回転を飛んだり(公式の試合では世界初だそうだ)さらに3回転半を成功させた選手、4回転をほぼマスターしている選手(先日国際大会で降りたそうだ)がぞろぞろいるのだ。こんな国は日本だけだろう。
名古屋、京都といった地方の選手が頭角を現しているのも特徴だ。選手層が厚いアメリカは、五輪で勝つより国内の予選で勝つ方が難しいと言われているが、今の日本の女子もそんな感じだ。
みんな頑張ってくれるといいなぁ。…なんか普通の感想ですいません。
おわかりだろう。「12歳の選手」は浅田真央選手だ。この試合の映像が、生命保険会社のCMで見られるもの。3回転半を成功させたのは中野友加里選手、4回転をほぼマスターしている選手はもちろん安藤美姫選手。名古屋で頭角を現している選手は浅田舞選手で、京都は太田由希菜選手。
テレビで見ていて、こんなに興奮した全日本はない。このときに、すごい時代が来ることが予想できたからだ。でも、書いてもわかってもらえないと思ったからこんな感じだったんだろう。
今大会に出ている日本選手はもちろん全員応援している。でも今はマスコミの仕事に就いているから、ファンかというと違う。違うと言えるのは、ファンだったことがあるからだ。いちばん盛り上がって応援していたのは伊藤みどりさんだった。今、たくさんの人が浅田選手や安藤選手、鈴木選手に対してドキドキしているその感じを、私は20年前に経験していた。インターネットなんて無かったから、パリの世界選手権で伊藤みどり選手が優勝したかどうかを知るために、朝6時に起きてラジオを聞いたほどだ。
なのでとても落ち着いている。願うのは、選手がノーミスで、納得のいく演技をしてくれること。それで結果がついてきたらすばらしい。
先週はずっと、確定申告の準備をしていた。
もっと早くにやっときゃいいのだが、
それでもここ3年は
2月には書類を提出しているから
自分としては優秀な方。
木曜の夜に大体終わった。
でも金曜の夜は
翌日のかつしかFMの準備をしなければならなかったので
結局どこにも出かけず誰とも会わず
こつこつと家で作業をしていたのだ。
土曜日の生放送が終わったあと
ああ、久しぶりに飲みたいなー、と思い
かつしか仲間のおかおさん、りよんちゃん、じんくんと
居酒屋をはしごして飲んだ。
そこそこ酔って家に帰ったのだが
ものすごく寒かったので
すっかり酔いが醒めてしまった。
久しぶりに飲んだのに
なんだかもったいない気がしたので
(なにがもったいないんだかよくわからないが)
近所のバーで飲みなおすことにした。
一人で行ったのだが
すぐにご近所友達のうどん屋Hくんが入ってきたので
びっくりしつつ
しばし楽しく飲んだ。
彼が帰ったと思ったら
先日の王楽さんのひとり会で知り合った
仙ちゃんこと鏡味仙志郎さんがやってきた。
仙ちゃんが連れてきたお客さんのうちの一人が
この方だった。
「太麺堂々」のCMで
踊っている力士の方。
あの力士の人達は
体つきの割に動きがいいなぁ、と
ずっと気になっていたので、
紹介されて思わず「あああ~っ!」と叫んでしまった。
ちゃんと真面目にダンスの練習をしたのだそうだ。
そりゃそうだよなぁ。
踊れる力士といえば。
おかおさんやりよんちゃんと
「すもさサイズ」のあかつの話で盛り上がってしまった。
なんだろう。
今年は踊れる力士が旬なんだろうか。
あ、2人とも格好が力士なだけで
力士じゃなかった。
お知らせです。
三遊亭好楽さんと王楽さんが
20日放送の「メレンゲの気持ち」に出るそうです。
もちろんつぎ子さんも(笑)
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