雪んこ人参
青森からにんじんが届いた。
人参には春に種をまくものと夏にまくものがあるそうで、春まきは夏、夏まきは秋に収穫するのだが、この「雪んこ人参」は収穫せずにそのまま地中に残し、冬に雪の下から掘り起こして収穫する。
寒い中、わざわざ雪の下から収穫するのは大変な作業だが、なぜそんなことをするのか。雪の下にいる人参は、身を守るために自ら濃度を上げる。すると、甘みやうまみ、栄養価が増すのだ。
最近はまっている「蒸しいため」で食べてみた。「蒸しいため」は、北鎌倉で料理教室を主宰している若林三弥子さんが「レディス4」で紹介してくれた方法。野菜にふたつまみの塩とひとたらしの油、それに少量のだしやスープを加えて蓋をして、1~3分強火で蒸すだけ。短時間でできるし栄養も逃げないし、だしの蒸気で蒸すことになるので野菜の甘みやうまみがより感じられるようになる。ちなみにきのこも蒸しいためするとおいしい。
去年この方法を教わって、ブロッコリーやアスパラガス、枝豆やそら豆はずっと蒸しいためで調理しているのだが、にんじんもとても甘くなった。もともとの甘さがぐっと引き出された感じ。
今回は黄金崎農場で作ったものをいただいた。もし見かけたらぜひ買って食べていただきたい。「うっわ甘~い」と思うはず。
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