久しぶりの同期会
日本テレビのアナウンサーではないが、日本テレビに同じ年に入社したアナウンサーは同期という感覚がある。研修を一緒にやったからだ。
私の同期は金子くん、河村くん、笛吹さん、藪本さんの4人。福岡放送を退職して東京に移り住んだときに「清保が東京に来たから」というので5人で集まって食事をしたのだけれど、そのときにみんなが「いやー、4人揃うのって新人研修以来だねー」と言ったのでちょっと驚いた。でも考えてみたら、私の福岡放送時代の同期が4人で飲んだことなんて、研修のとき以来一度も無かった。仲がいいとか悪いとかいうことじゃなく、お互いの仕事が違ってくるから集まれなくなるのだ。
それが今から12年ほど前のこと。
やぶ(藪本)の家には、やぶが会社を辞めてから時々遊びに行くようになっていたのだけれど、やぶが大学院に行っていたこの2年は会っていなかった。向こうは忙しかったし、こっちは引っ越して家が遠くなったし。
やぶが修士を終えたので、久しぶりにごはん食べようよ、ということになったのだが、そういえば笛吹も「リアルタイム」が終わったから、誘ってみようと思った。笛吹に声をかけるときに「そういえば金子ってどうしてる?」ということになり、ここまできたら河村にも声をかけようということになった。
河村くんは実況アナなので、野球シーズンが始まるとほぼ夜は球場にいる。だから最初は誘うつもりはなかったのだけれど、東京ドームの近くだったら途中から合流できるんじゃないかと思ったのだ。
ということで、久しぶりにみんなで会った。河村は10時前に合流。
お互いに技術や経験が全然無いときのことを知っているし、大学を出たばかりのときに会っているから、もともとどういう人か知っている。だから、なんだかものすごくラクだった。それぞれに立場が変わり、歳も重ねていたので、思い出話というよりは今の話になったのだけれど、今のことをこんなにラクに話せる相手って、実はなかなかいない。それは、みんながみんなの昔を知っているから。
「変わんないねぇ」と言い合って、それは本当にそうで、見た目の印象も実際も全然変わらなかった。もちろんよく見りゃそれぞれに劣化しているんだけど、なんというか、気のおけない仲間ってこういうことかと思った。たくさん会っていて仲がいい、というのとは別のこと。
思い切って連絡してみて良かったな。本当に楽しかった。
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