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ここで生きる

先日の放射線についての記事は、もうちょっと詳しく書かなければとか、もうちょっと勉強して書かなければと思ったのでいったん削除した。削除したらどんどん状況が変わってきたけれど。

日本以外の報道はどうなんだろうと検索していたら、この記事にたどりついた。

http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20110322-01.html?pageIndex=1

すでにツイッターなどでも広まっていると思うのだけれど、とても興味深い記事だった。ベストセラーになった本だけれど、もしまだ読んでいなかったら、内田樹さんの「日本辺境論」を読むと、この記事に書かれている「日本の感じ」に納得がいくかもしれない。

政府はどうもあてにならないが、じゃあ自民党政権だったらと考えても仕方ないし、今は選挙をしている場合ではないので、政治家にはやれることをやってもらうことを期待する。総理大臣としての菅さんも、見ている限りはあてにならないが、じゃあこれが麻生さんだったらとか小泉さんだったらとか考えても意味がないので考えない。

このように、震災のことについても、自分にできることがあればやり、できないことはやらないことにした。

スーパーからは水が消えた。まぁ消えても消えなくても同じことだったけれど、水は水道しかないんだから、水道の水を飲み、煮炊きに使うことにする。宅配のウォーターサーバーが家にあったら飲んだだろうが、無いし、今から頼んだっていつになるかわからないだろうからしょうがない。

この状況を不安だと思ったり、不便だと思ったときに、どこかに移り住める状況ならそうする。できないならここで生きる。文句を言って何かが劇的に変わるなら文句を言う。変わらないなら自分にできることをする。できないならここで生きる。ここで生きる人生を引き受ける。

もっともっと大変な被災地の人たちが、選びようがなくいまやっていることだと思うから。

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