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停電の前に節電

計画停電の意味は説明されればもちろんわかるが、発表があまりに唐突で内容が不明確だったので、たくさんの人が混乱したのはしょうがないと思う。電車の本数があんなに減るとは思っていなかった人も多かっただろう。

計画停電と同時にやれることがあるはずだ。きょう帰ってくるとき、街中の広告やネオンが煌々と点いていた。一部、自主的に看板を消灯している店もあったが、街の明るさはそんなに変わらなかった。

オイルショックのとき、看板を消灯したはずだが、国家的な非常事態なのだからまたやればいい。それでどれぐらい節電できるかはわからないが、こういうのは意識の問題だから、とにかく街の看板が全部消えるということが大事だと思う。今は、よそも点けているからうちもいいか、というぐらいの気持ちで点けているところが多いだろうが、全部消したら点けているところは確実に顰蹙を買う。日本人はそういう仲間はずれには敏感だから、効果はあるはずだ。

店の営業をやめろというのではない。看板を消そう、というだけだ。でも、節電の意識が高まると、店内の照明を減らしてみようとか、もっともっと意識が高まってくるし、一般家庭でもそういう意識が高まる。その結果電力に余裕が出て、電車の本数が増える方がずっといいとみんな思うだろう。

原発のことにしろ停電のことにしろ、政府は東京電力に責任を預けているように見えるが、国家的事態なのだから電力のことは国がコントロールしなければならない。夜間の看板の消灯は、自主的努力をお願いするのではなく、国として決定して実行させればいい。コンビニやマクドナルドやスーパーの24時間営業も、夜間は閉店という方向に進むかもしれないし、テレビの放送も深夜はNHKのみ、もしくは輪番制でプラスどこかの民放、ということになるかもしれない。夕方の情報番組は節電のためお休みとか。もちろん自分の番組も含めて。

今回停止した原発が再稼働することは当分、というかおそらく今後もない。電力不足は続くということだ。原油高で火力発電を増やすわけにもいかないし、それ以外の発電は増やしようがない。しょうがないんだから、国がリーダーシップをとってやればいい。国民は従うしかないのだから。

今、うちで点いている照明は蛍光ランプ2つ。あとはテレビとパソコンのみで、エアコンは止めてダウンジャケットを着て、しょうがの薄切りを入れた焼酎のお湯割りを飲んで体を温めながらこれを書いている。電気代が安くなったらいいなーぐらいの気持ちだけど、なんというか、やればできるという感じ。パソコンもテレビも使えなかったら、あきらめて寝ればいいし。

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