卒業その1
4月1日で「レディス4」を卒業した。3年3か月もやらせてもらったので感謝している。
「はなまるマーケット」や「暮らしQ&A」でやってきた、生活情報番組の経験をすべて活かすことができた上に、ゲストを招いてのトークなど新しい経験もできた。何より、大島さと子さんと一緒に仕事をして、教わることがたくさんあった。
仕事において手を抜かないのは当たり前だけれど、大島さんはどんな小さなことでも適当にしなかったし、逆に本質ではないことや、こだわる必要のないところは、生放送の中で伝えきれないと思ったら迷わずやめた。その決断が的確で速かった。
大島さんとは、性格や趣味が似ていたわけではないけれど、大事だと思うところは似ていたように思う。大事なのは伝える内容で、自分がどれだけ映るかとかどれだけ喋るかは二の次だというところ。
といっても大島さんはメインだから、自分がどこで何をすべきかはちゃんと考えていて、それが時にはとっさに出て、しかも絶妙だったりするので、横にいて毎日楽しかった。それなりの年齢になって、教わるより教えることの方がどうしても多くなってきたのだけれど、自分よりもたくさんの経験を積んだ先輩の横で教わることができたのはありがたかった。
送別会で大島さんが「こんな表現でいいのかわかりませんが、私にとってはまさに相棒という存在でした」と言ってくれて、とても嬉しかった。そういうつもりで仕事をしてきたから。
渡辺さん、関口さん、松波さん、坪内さんの4人とも、毎日一緒にいたから家族のような感じだった。それぞれ性格も個性も違うのだけれど、誰ひとり性格の悪い人はいなくて、一緒にいて楽しかった。
いい時期に、素敵な人に囲まれて、いい番組を担当できて幸せだったな。ありがとうございました。
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